授業科目名				担当教員
微分方程式				石井　孝明
時間割番号	単位数	コース	履修年次	期別	曜日	時限
TJM202	2	(未登録)	2	前期	火	II
［概要］
微分方程式は、時間や場所によって変化する現象を記述する有力な方法であり、各種の現象を数学的に解明するための基礎として極めて重要である。本講義により、物理的な現象を微分方程式で表現し、理解する方法を習得し、実際の問題に直面したときに、起こり得る現象を理解する能力を身につける。
［具体的な達成目標］
(1)主要な１階微分方程式を解くことができる。 (2)主要な線形微分方程式を解くことができる。 (3)演算子法を利用して微分方程式を解くことができる。 (4)級数法を利用して微分方程式を解くことができる。 (5)主要な偏微分方程式（波動方程式、熱伝導方程式など）を解くことができる。
［必要知識・準備］
本科目の履修前に微分積分学、線形代数学をよく勉強しておくこと。微分方程式の考え方、解法はこれから学ぶさまざまな専門科目で必要となる。
［評価方法・評価基準］
No 評価項目 割合 評価の観点 1 小テスト／レポート  90  % 到達目標の(1)(2)(3)(4)(5)を評価する（章末テストまたはレポート等による）  2 受講態度  10  % 学習態度等
［教科書］
矢野健太郎、石原繁, 基礎解析学, 裳華房, ISBN:978-4-7853-1079-0
［参考書］
石原繁、浅野重初, 新課程微分方程式, 共立出版, ISBN:4-3200-1517-7
［講義項目］
※以下は対面授業の場合で章末テストで評価します ※リモート授業の場合は章末レポートで評価します 　１　微分方程式（１）微分方程式と曲線群 　２　微分方程式（２）微分方程式の解 　３　「章末テスト（30分）」および解説、1階微分方程式 　４　1階微分方程式（１）変数分離形微分方程式 　５　1階微分方程式（２）同次形微分方程式 　６　1階微分方程式（３）線形微分方程式 　７　1階微分方程式（４）完全微分方程式 　８　1階微分方程式（５）その他の微分方程式、応用 　９　「章末テスト（30分）」および解説、線形微分方程式 １０　線形微分方程式（１）線形微分方程式 １１　線形微分方程式（２）微分演算子 １２　線形微分方程式（３）定数係数線形同次微分方程式 １３　線形微分方程式（４）逆演算子 １４　線形微分方程式（５）定数係数線形微分方程式 １５　その他の微分方程式（波動方程式、熱伝導方程式など）、「章末テスト（30分）」および解説
［教育方法］
新しい項目について教科書に沿って講義した後、問題を解くことによって理解を深め、応用力を養います。時々レポート課題を出し、それまでに行った講義内容が身についているか確かめます。講義を聞くだけでなく、復習（問題を解くなど）をして理解に努めるようにしてください。講義内容が分からないとき、十分考えた上で問題が解けないときは、遠慮なく質問して下さい。
［実務経験のある教員による授業科目の概要］
企業での経験を基に、数学が実社会でどのように使われるか解説することがある。
［JABEEプログラムの学習・教育目標との対応］
(未登録)
［その他］
オフィスアワー：火曜５限 2/3以上出席しないと単位が出せません。基本的には全部出席して下さい。 例題等を予習の課題、章末の演習問題を復習の課題とする。