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授業科目名
担当教員
組込みプログラミングI演習
西崎 博光/森澤 正之
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TJM115 2 (未登録) 1 後期 III-IV
[概要]
同時開講科目「組込みプロブラミングI」で学ぶ内容+アルファに関して,コンピュータ端末を用いたC言語のプログラミング演習を行う科目である.本科目では,C言語のデータ型,データ構造とアルゴリズム,手続き表現の基本と,プログラムをコーディングするのに必要とされる知識と応用技術を習得することを目標とする.本科目を合格で修了したものは,C言語によるプログラミングができると言っても良い.加えて,データサイエンスで重要なプログラミング言語であるPythonにも触れる.なお,本科目で習得したプログラミング技術は,「組込みプログラミングII」「情報メカトロニクス工学実習III」で用いるため,全学生が習得することが望ましい.
[具体的な達成目標]
本科目を修了した学生は以下の項目を説明でき,C言語によって実際にプログラミングすることができる.
(1) 構造体
(2) ポインタ(動的データ構造,メモリ管理,動的メモリ確保とメモリリリース)
(3) 連結リスト
(4) スタックとキュー
(5) ファイル入出力
(6) 探索(二分探索)とハッシュ法
(7) 再帰プログラミング
(8) ソーティング (バブルソート,クイックソート)
また,Python言語を使った基礎的なプログラミング技術を習得し,簡単なコードを書けるようになる.
(9) Pythonを使った基礎プログラミング
[必要知識・準備]
本科目は,履修者全員が「プログラミング入門」(1年次前期開講)でC言語の基礎知識を習得していることを前提として進める.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 16  %具体的な達成目標で示した(4)〜(8)のアルゴリズムやデータ構造に対してC言語でのコーディング技術の習得の程度を評価する 
2試験:中間期 34  %具体的な達成目標で示した(1)〜(3)のアルゴリズムやデータ構造に対してC言語でのコーディング技術の習得の程度を評価する 
3小テスト/レポート 50  %具体的な達成目標で示した各種アルゴリズムやデータ構造に対してC言語およびPython言語でのコーディング技術の習得の程度を評価する 
[教科書]
  1. 柴田望洋, 新版 明解C言語 実践編, ソフトバンククリエイティブ, ISBN:978-4797329957
[参考書]
  1. 柴田 望洋, 新・明解 C言語で学ぶアルゴリズムとデータ構造, ソフトバンククリエイティブ, ISBN:4797390522,
    (この書籍に掲載している内容を演習で課すことがあるので,購入を勧めるが必須ではない。)
[講義項目]
第 1回 制御構造,配列,キーボードからの入力,関数の復習
第 2回 関数(配列の受け渡し),変数のスコープ
第 3回 構造体
第 4回 第1回実技試験
第 5回 ポインタ,メモリの動的確保
第 6回 ポインタと配列,メモリ解放
第 7回 構造体に対するポインタ,線形リストの操作(1)
第 8回 線形リストの操作(2)
第 9回 第2回実技試験
第10回 スタックとキュー
第11回 ファイル入出力・二分探索とハッシュ探索
第12回 再帰プログラミング〜再帰プログラミングの考え方
第13回 Python入門
第14回 バブルソート,クイックソート
第15回 まとめ・期末実技試験
[教育方法]
・本科目は講義科目「組込みプログラミングI」の講義内容と連携して行う(ただし内容は完全には一致しない)
・各授業では,テーマに関するプログラミング演習問題を課す.これを時間内に完成させ提出する(提出できなかった場合は宿題)
・基本的には実習室で実施するが,大学からの指示,感染症の状況によってオンライン(対面とのハイブリッド)実施となる可能性もある.
・事前学習ビデオによる予習と,少人数グループによるグループ学習を行う場合がある.
・プログラミングの実技試験を課す.回数は3回を予定している.ただし,感染症の流行状況によって,評価方法を変更する可能性もある.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)