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授業科目名
担当教員
土木環境行政法
中川 直美/直井 崇宏/石原 光繕
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TCE323 1 (未登録) 3 前期 IV
[概要]
 土木環境分野の行政はどのような法律に基づいて行われているか、各法律は何を定めているか、実際の運用はどのようになされているかを学習することにより、行政に対する理解を深める。また、計画、管理などのやり方を理解する。
 この科目は、国家公務員、地方公務員、公団・公社など、官庁及び官庁に準ずる組織に就職を希望する学生にとっては必要不可欠の知識を提供するために開講するものである。ただし、民間企業に就職を希望する学生にとっても、身につけておけば業務に非常に役立つため、受講を強く推奨する。
[具体的な達成目標]
・河川行政の法律と運用について理解し,基本的事項を説明できる.
・道路行政の法律と運用について理解し,基本的事項を説明できる。
・都市計画行政の法律と運用について理解し,基本的事項を説明できる。
・環境行政の法律と運用について理解し,基本的事項を説明できる。
[必要知識・準備]
特に準備は必要ない。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 80  %授業理解力、知的好奇心と探求力、および、問題設定/解決能力を評価する 
2受講態度 20  %受講報告書の提出状況により評価する 
[教科書]
  1. 特に指定しない
[参考書]
  1. 特に指定しない
[講義項目]
河川行政(担当:大原)
 1.河川行政(1):講義概要、本県の組織概要、本県の社会資本整備
 2.河川行政(2):河川の基礎知識、河川の整備、質疑応答
 3.河川行政(3):河川・ダムの管理、過去の水害、質疑応答
 4.河川行政(4):砂防行政、河川砂防行政の総括・まとめ、質疑応答
道路行政(担当:森)
 5.道路行政(1):自己紹介、山梨県の土木職員について、業務経験、山梨県の道路事業
 6.道路行政(2):道路の歴史、基本的役割、地方道整備支援制度、整備効果,構造
 7.道路行政(3):道路事業の流れ、維持管理、災害復旧、道路構造令
 8.道路行政(4):担い手三法、建設業法、入札制度、建設業の現状と課題、建設業の将来に向けた取組、道路行政の総括・まとめ
都市計画行政(担当:松沢)
 9.都市計画行政(1):都市計画とは、都市計画制度の概要、都市計画区域マスタープランについて
 10.都市計画行政(2):都市計画事業について(その1)
 11.都市計画行政(3):都市計画事業について(その2)、山梨県の都市計画に係る計画について
 12.都市計画行政(4):都市計画に関する最近の話題について、都市計画行政の総括・まとめ
環境行政(担当:中川)
 13.現在の環境問題(環境白書を中心に)
 14.環境保全対策(水質保全対策を中心に)
 15.循環型社会の構築(廃棄物対策を中心に)、環境行政の総括・まとめ

予習:各行政部門に関する業務内容についてその概要を調べておく。
復習:単元毎に提示される課題について自分の考えをまとめてレポートを作成する。
[教育方法]
・講義により行政に関わる法律の概要を学習させる。
・山梨県などで実際に行われている事例・問題・取り組みなどを紹介して、実務への興味および理解を深める。
・講義は基本的にオンラインで行われる。
・講義資料等は基本的にMoodleで配付される。
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
講義担当者はいずれも山梨県庁の専門職員として土木環境行政の実務に携わっている非常勤講師である。それぞれが専門としている河川,道路,都市計画ならびに環境の各分野について,実務経験に基づく講義が行われる。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
(C) 専門基礎学力
 土木材料・力学一般、構造工学・地震工学、地盤工学、水工水理学、交通工学・国土計画、土木環境システムの基礎を理解して、これを説明することができる。
(F) 問題の把握および専門知識の応用力
 基礎科目で習得した知識・技術を課題探究、問題解決に応用することができる。
[その他]
科目の位置づけ: 水理学第二,都市計画,交通計画,環境工学概論 → [土木環境行政法]