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授業科目名
担当教員
環境生態学
森 一博/八重樫 咲子
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TCE220 2 (未登録) 2 後期 I
[概要]
生態学は身近な環境から地球規模の環境にいたるまでものの見方の視点になっており、環境と生物の相互作用を解明する総合科学である。本講義では、土木環境工学の基礎として、生態学に関する基礎事項とともに、環境あるいは人間活動と生態系との関わりを学ぶ。
[具体的な達成目標]
問題の把握および専門知識の応用力に係る次のことを達成目標とする。
1.生態学の基礎となる事項(概念,構造,機能,遷移)について基本事項を理解し,考え方を説明できる。
2.水環境と生態系の関わりについて基本事項を理解し,考え方を説明できる。
3.土壌環境と生態系の関わりについて基本事項を理解し,考え方を説明できる。
4.地球環境と生態系の関わりについて基本事項を理解し,考え方を説明できる。
5.都市環境と生態系の関わりについて基本事項を理解し,考え方を説明できる。
[必要知識・準備]
生物学の知識が必要となる場合があるため、基礎生物学を履修しておくことが望ましい。
また,配付資料等であらかじめ指定した個所を予習してください。講義終了後は復習をして次回の予習と講義の受講に支障がないようにしてください。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %今期は,授業内容に関する演習課題により評価を行う。 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 宇野宏司,渡部守義, 環境生態工学, コロナ社, ISBN:978-4-339-05521-4
[講義項目]
 1.はじめに
 2.生態学基礎(1)生態系の概念
 3.生態学基礎(2)生態系の構造
 4.生態学基礎(3)生態系の機能
 5.生態学基礎(4)生態系の遷移
 6.水環境と生態系(1)水質汚濁と浄化
 7.水環境と生態系(2)水環境の保全
 8.中間評価(総括とまとめ)
 9.土壌環境と生態系(1)土の性質
10.土壌環境と生態系(2)土の生態系
11.土壌環境と生態系(3)農業生産と環境
12.地球環境と生態系(1) 資源や食糧の問題
13.地球環境と生態系(2)大気に関わる問題
14.都市と環境
15.評価(総括とまとめ)

予習:事前に伝える次回の講義事項について,配布資料や参考書をよく読んで予習に努めて下さい。。
復習:講義資料やノートを見ながらで良いので,授業で行った小テストを再度解くなどして復習に努めて下さい。
[教育方法]
1.今期はZOOMまたはTeamsによるライブ型のオンライン授業を基本とする。なお,感染症等への対応状況によっては対面授業とする場合がある。
2.講義内容の理解を深めると同時に応用力を養うため,演習課題を課す。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
(C) 専門基礎学力
 土木材料・力学一般、構造工学・地震工学、地盤工学、水工水理学、交通工学・国土計画、土木環境システムの基礎を理解して、これを説明することができる。
(F) 問題の把握および専門知識の応用力
 基礎科目で習得した知識・技術を課題探究、問題解決に応用することができる。
[その他]
授業への要望があれば,いつでも受け付けます。
本授業の科目は,以下のような位置づけです。
基礎生物学,基礎化学I,基礎化学II→環境生態学→水処理工学,環境工学実験,環境生物工学など