山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
担当教員
基礎物理学I
吉田 純司
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TCE115 2 (未登録) 1 前期 II
[概要]
工学を専攻する学生にとって物理学は重要な基礎科目の一つである。特に力学は物理学の中で最も基本的な部門であり、様々な基礎的概念を理解する上で必須である。この講義では、微積分やベクトル演算などの数学的方法を用いながら、質点系の力学を学び、運動の三法則及びエネルギー等の基本的な概念を理解し、様々な例に対して応用できることを目標とする。応用例には土木環境工学に関係の深いものを選定する.
[具体的な達成目標]
1.ベクトルや微積分を用いて、質点の運動を記述することができる。
2.ニュートンの法則が説明でき,運動方程式が書け,それを解くことができる。
3.エネルギーや運動量等の基本的概念を実際の例を通じて理解し、応用できる。
[必要知識・準備]
高等学校で履修する物理や数学の知識があることが望ましい。講義では、物理や数学を履修していない学生にも理解できるところから話を始めるが、自習による各自の努力が必要である。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %達成目標1〜4の講義内容について基礎的及び応用的な問題が解ける。 
2試験:中間期 40  %達成目標1,2の講義内容について基礎的及び応用的な問題が解ける。 
3小テスト/レポート 10  %力学の基礎的な問題が解ける。 
4受講態度 10  %授業に出席し,演習問題をこなす. 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 譽田克彦 他, 工科系の基礎物理学, 学術図書出版, ISBN:978-4-87361-097-9
[講義項目]
1.授業のイントロと力学の概要
2.運動学−運動の記述のしかた−
3.力学の原理と力について
4.力学の原理に関する演習
5.運動方程式と拘束条件:糸による拘束
6.糸による拘束に関する演習
7.運動方程式と拘束条件:抗力と摩擦力 
8.抗力と摩擦力に関する演習1  
9.中間試験
10.運動量と力積および運動量保存の法則
11.運動量に関する演習
12.エネルギー保存の法則
13.単振動
14. 単振動に関する演習
15.期末試験


予習:次回の授業内容について高校での物理の内容を調べてくる
復習:授業中で行った演習を再度,独力で解いてみる
[教育方法]
講義、演習、レポートを適宜組み合わせて授業を進める。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
(B) 技術者としての知的基盤の形成
 科学技術における基礎としての数学、自然科学、情報処理能力を身につけ、知的基盤を形成して、これを応用することができる。
[その他]
本授業科目は,以下のような位置づけである.
  「基礎物理学I」 → 基礎物理学II、応用物理学