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授業科目名
担当教員
固体電子材料特論
柳 博/藤井 一郎
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
PTA709 2 (未登録) 1 前期 I
[概要と目標]
電子が関わる物性および反応について講義する。
1.固体の電子物性に関する基礎および応用について学ぶ。実デバイス中で電子物性がどのように利用されているか理解を深める。(担当教員:柳)
2.誘電体などの電子セラミックスの作製に用いられる焼結法について学ぶ。まず、焼結の基礎と微構造の発達について解説した後、新しい焼結法について説明し、焼結に関するトピックスを紹介する。(担当教員:藤井)
[到達目標]
(1)固体の電子物性の基礎と応用、評価法と(2)電子セラミックスの作製法である焼結法を修得し、説明することができる。
[必要知識・準備]
学部レベルの物理化学および無機化学、量子化学に関する基礎知識を習得していること。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %レポートの提出およびその内容について評価する。 
2受講態度 50  %出席および授業態度を評価 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. R.K. Bordia, S.-J. Kang, E.A. Olevsky, Current understanding and future research directions at the onset of the next century of sintering science and technology,
    (焼結法についての授業の参考文献, J. Am. Ceram. Soc., 100, 2314-2352 (2017). DOI: 10.1111/jace.14919)
[講義項目]
1. 序論
2. 固体内部の電子状態
3. 分光学的評価(基礎)
4. 分光学的評価(応用)
5. 機能性透明酸化物の基礎
6. 薄膜作製と電子物性評価法
7. 実デバイスへの応用
8. 中間評価・まとめ
9. 焼結の基礎と微構造の発達 固相焼結、液相焼結、粘性焼結
10. 新しい焼結法1 スパークプラズマ焼結、マイクロ波焼結、フラッシュ焼結
11. 新しい焼結法2 二段階焼結、反応雰囲気焼結、コールドシンタリング
12. トピックス1 固相結晶成長法による単結晶育成
13. トピックス2 透明セラミックス
14. トピックス3 積層セラミックコンデンサ
15. 総括評価・まとめ

開講方式は受講者との調整の上決定する。