山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ |
授業科目名 | 民法学II | ||||||||||
時間割番号 | LSS246 | ||||||||||
担当教員名 | 稲田 和也 | ||||||||||
開講学期・曜日・時限 | 後期・水・I | 単位数 | 2 | ||||||||
<対象学生> | |||||||||||
地域社会システム学科2・3・4年生 | |||||||||||
<授業の目的および概要> | |||||||||||
民法は、個人の財産や取引、家族関係など社会生活全般に関連する事項を定める法律であって、市民社会における基本的かつ身近な法律です。また、民法は各種の民事法・商事法の基本法的な地位にあり、これら諸法にその前提となる概念を提供しています。「民法学1」「民法学2」では、このような性格を有する民法の基本的概念や思考方法を学習し、今後の発展的学習につなげます。 民法学2では、契約や不法行為は、個人生活やビジネスにおける他者との関係を重要な考え方である契約や不法行為をめぐる法律制度・法律関係を中心に論じることになります。 なお、本授業は2019年4月以前の入学生「民法2」の振替科目です。 |
|||||||||||
<到達目標> | |||||||||||
PS4:法律学の基礎と発展(財産法の価値観や契約などの財産法原理の理解と応用) 本講義では、民法の定める「契約」や「債権」に関し、実社会でどのように法が適用されているのかを正確に理解すること。具体的には、民法の条文を正確に引用し、具体的な例をあげて、文章でその説明できるようになること |
|||||||||||
<授業の方法> | |||||||||||
講義形式で行います(注※)。 1.六法持参の前提で講義をします。 2.講義中自ら考える習慣や復習のために問答式の双方向のやり取りを適宜導入する予定です。 3.ノートの整理等の復習がなされていることを前提として講義を進行します。また、特に予習を求める場合は講義中に指示します。 4.進捗状況によっては、小テストやレポートを課す場合があります。 (注※)2021年2月現在では対面授業を想定しています。新型コロナ感染症の今後の状況によっては、ライブ型のオンライン授業となる可能性もあります。その場合は、期末期に試験を実施するほか(70%)、中間期にレポート(30%)を実施する予定です。 |
|||||||||||
<成績評価の方法> | |||||||||||
|
|||||||||||
<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||||||||||
本講義では、債権、契約や不法行為を中心に講義します。学生諸君は意識していないままに、これらの制度を関係をもっていますし、ビジネス社会では日常的に接することになります。 これらの基本的な概念を理解することで、みなさんの今後の生活における一助となることを期待しています。 |
|||||||||||
<テキスト> | |||||||||||
|
|||||||||||
<参考書> | |||||||||||
<授業計画の概要> | |||||||||||
第1回 ガイダンス。債権法の構造 第2回 債権の発生原因と消滅原因 第3回 債権の効力 第4回 契約1(契約の成立要件1) 第5回 契約2(契約の成立要件2) 第6回 契約3(契約の効果) 第7回 典型契約1(売買・贈与・交換) 第8回 典型契約2(消費貸借・使用貸借・賃貸借) 第9回 典型契約3(請負・委任) 第10回 保証その他の契約類型 第11回 一般不法行為1(不法行為の意義。成立要件) 第12回 一般不法行為2(不法行為の効果) 第13回 特殊不法行為(民法上の特殊な不法行為) 第14回 事務管理・不当利得制度の概要 第15回 まとめ |
|||||||||||
<実務経験のある教員による授業科目の概要> | |||||||||||
企業法務担当者として契約実務や訴訟実務の経験を踏まえた授業を行う。 |