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授業科目名 基礎栄養学
時間割番号 LFS227
担当教員名 望月 和樹/針谷 夏代
開講学期・曜日・時限 後期・木・I 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
栄養の基本的概念、食品成分の栄養素としての役割、栄養素の代謝とその生理的意義を、代謝における各臓器の特徴や各臓器間の連携を理解する。さらに、人間の個体レベルでの栄養現象を、摂食行動から消化・吸収、栄養素の体内運搬および器官レベルの代謝の全体像まで体系づけて理解する。加えて、栄養と代謝性疾患の発症との関連を理解する。
<到達目標>
・栄養学の観点から食品を考えることができる
・「食料生産と人類の健康維持との関係性」について総合的に考える力をつけることができる
<授業の方法>
・教員が Zoom等により毎回同時双方向で学生にライブ講義を配信する
・適宜学生の思考の時間等の時間を設ける
・講義後小テストを提出
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %一定以上の出席者のみに試験を行う。栄養学と「食料生産と人類の健康維持との関係性」の理解度を評価するために記述式試験を行う。 
2小テスト/レポート 20  %各単元の栄養学の習熟度を見る小テストを行う。 
3受講態度 30  %小テスト、質問への返答によって評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
食物科学入門を受講すること。
<テキスト>
  1. 田地 陽一編, 基礎栄養学 改訂第2版 (栄養科学イラストレイテッド), 羊土社, ISBN:978-4758108782
  2. 栢下 淳, 上西 一弘 編, 応用栄養学 (栄養科学イラストレイテッド), 羊土社, ISBN:978-4758108775
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
第1回:栄養の概念  
到達目標:栄養の定義、栄養と健康・疾患、栄養素の種類の理解

第2回:食物の摂取とその調節  
到達目標:空腹感と食欲、摂食中枢と満腹中枢、摂食調節に理解

第3回:消化・吸収の基本概念  
到達目標:消化管の自律性、消化管ホルモン、管腔内消化の理解

第4回:栄養素の膜消化・吸収  
到達目標:小腸における消化と吸収、栄養素別の消化・吸収の理解

第5回:栄養素の機能と代謝の原理  
到達目標:栄養素の体内動態、臓器ごとの代謝の特徴の理解

第6回:糖質1
到達目標:糖質の体内代謝の理解

第7回:糖質2
到達目標:血糖とその調節、食後の代謝調節の理解

第8回:脂質1
到達目標:脂質の体内代謝の理解

第9回:脂質2
到達目標:脂質の臓器間輸送、コレステロール代謝の理解

第10回:タンパク質1
到達目標:タンパク質の体内代謝の理解

第11回:タンパク質2
到達目標:タンパク質の栄養価、アミノ酸の臓器間輸送の理解

第12回: 脂溶性ビタミン
到達目標:脂溶性ビタミンの代謝と機能の理解


第13回:水溶性ビタミン
到達目標:水溶性ビタミンの代謝と機能の理解

第14回:無機質  
到達目標:無機質の機能の理解

第15回:まとめ
到達目標:これまでの授業のまとめ