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授業科目名 ワイン微生物学
時間割番号 LFS221
担当教員名 柳田 藤寿/乙黒 美彩
開講学期・曜日・時限 前期・火・I 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
 ワイン製造には様々な微生物が用いられる。これらの名称や分類、その特徴や役割について基礎的な内容を学習する。特に本講義では、微生物の基礎的な特徴に重点を置き、微生物の増殖や分裂、その他、微生物の利用に関する基礎について学ぶ。また、ワイン醸造に関する基礎に関しても講義を行う。
※ 本授業科目は、「地域課題・専門科目」である。
<到達目標>
ワイン醸造に関する微生物の基本的な性質と取扱い法、ワイン醸造の基礎を説明できる。
<授業の方法>
講義は感染防止対策を徹底した対面授業とWeb会議ツールを用いたオンライン配信のハイブリット形式で行う。
前半はテキストの内容に沿って進め、後半ではワイン醸造の基礎を学ぶ。
必要に応じてプリントの配布やパワーポイントを用いる。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %一定以上の出席者のみに試験を行う。理解度と応用力を評価するために論述式、記述式試験を行う。到達目標に示した項目に対する基本的理解度と論理性を評価する。 
2試験:中間期 40  %一定以上の出席者のみに試験を行う。理解度と応用力を評価するために論述式、記述式試験を行う。到達目標に示した項目に対する基本的理解度と論理性を評価する。 
3小テスト/レポート 10  %講義内容を理解し、さらに洞察力を深めるため小テストを行う。 
4受講態度 10  %積極的な発言内容や回数を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
高校の生物及び化学の知識が必要である。
テキストは3年次後期に開講する「食品微生物学」でも使用するので購入することを推奨する。
<テキスト>
  1. 村田容常, 渋井達郎編, 食品微生物学, 東京化学同人, ISBN:9784807916764,
    (2015年出版 新スタンダード栄養・食物シリーズ, 16)
<参考書>
  1. 横田 篤、大西 康夫、小川 順, 応用微生物学 第3版, 文永堂出版, ISBN:978-4830041310
<授業計画の概要>
第1回:微生物の歴史(乙黒)
第2回:微生物の取り扱い(乙黒)
第3回:微生物の種類と分類(乙黒)
第4回:微生物の構造(乙黒)
第5回:ワイン乳酸菌について(乙黒)
第6回:微生物の栄養と増殖(乙黒)
第7回:微生物の代謝・アルコール発酵とマロラクティック発酵(乙黒)
第8回:白ワイン醸造について(柳田)
第9回:赤ワイン醸造について(柳田)
第10回:極甘口ワイン、スパークリングワインについて (柳田)
第11回:海洋酵母ワインについて(柳田)
第12回:国産ワインについて(1)(柳田)
第13回:国産ワインについて(2)(柳田)
第14回:世界のワインについて(柳田)
第15回:評価:総括・まとめ (柳田)
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
実際にワインの新製品開発経験のある担当者より、製品の開発過程における研究成果を紹介しながら授業を進める。