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授業科目名 環境生物学実習
時間割番号 LEV348
担当教員名 岩田 智也/田中 靖浩/黄瀬 佳之
開講学期・曜日・時限 前期・火・III-IV 単位数 1
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
生態系を対象とした生物学の実習。野外活動を通して、実際の生物の生活を知ることを目的とする。フィールドには市街地から農地・林地、山や海等とし、動植物に加えて微生物までを含む様々な生物の採集や測定、分析を通して、これらの生態系と環境の物理化学的要素との関わりの理解を目指す。分析結果・測定結果の図表化、データ解析、レポート作成にはコンピュータを使用する。
<到達目標>
生態系に関わるさまざまな生物的研究方法を自らの体験を通して理解する。さまざまなレベルにおける環境と生物の関係についての概念を形成する。これにより、環境に関するデータを取得・解析し評価した上で可視化する能力を身につける。
<授業の方法>
実験・実習
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 90  %環境データを取得・解析し評価および可視化する能力と実験内容の理解度、データの信頼性、考察の科学性を評価する。なお、全レポートが受理されることが単位取得の必須条件である。 
2受講態度 10  %実験・実習への積極性など、取組み方を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
出席・レポート提出は必須です。病欠等の場合には、担当教員に申し出て補講等を受けること。
他、ガイダンス時の注意を遵守すること。
実験内容によっては作業が4限以降にずれ込む可能性があるので、他の講義や課外活動などの予定を入れないようにすること。
臨海実習については、新型コロナウイルスの感染状況次第で中止となる場合がある(その場合、学内にて代替実験・実習を行う)。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
第1-7回は、時間割上の2コマ、4時間を使って行う。臨海実習は計18時間を学外で行う。

第1回:ガイダンス:授業の概要および受講方法等の説明を行い、レポートのまとめ方および書き方について説明する。
第2回:河川調査(1)河川の地形・物理環境の計測と水生生物の定量的採集
第3回:河川調査(2)河川生物の試料分析
第4回:植物調査(1)植物の葉の採集と形態・生化学分析
第5回:植物調査(2)葉の形質の種内・種間差の解析
第6回:微生物実験(1)環境試料からの細菌の分離培養
第7回:微生物実験(2)PCRによる細菌の16S rRNA遺伝子の増幅と解析

集中:臨海実習
静岡県下田市の筑波大学下田臨海実験センターにおける実習(3泊4日;9/27-9/30)。海洋プランクトンおよび磯生物等の観察を通して海洋生態系について理解する。

注)新型コロナウイルスの感染状況によって、実験・実習内容や受講日程が変更となる場合があります。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
担当教員の一部は公的研究機関(微生物研究分野)での実務経験を有している。また、公的および民間研究機関に対する環境管理にかかる提言および助言などの実務経験をもとに指導をします。