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授業科目名 環境科学基礎実験
時間割番号 LEV225
担当教員名 小林  拓/亀井 樹/田中 靖浩/西田  継/向井 真那
開講学期・曜日・時限 前期・月・III-IV 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
環境科学に関わる基礎的な実験・観察を行う。
(ガイダンス:全員/1回)
科目の概要および受講方法、注意事項等の説明を行う。
(データ基礎:小林拓・向井真那/4回)
環境に関わるサンプルデータを例として、科学的な数値を取り扱う基礎を学ぶ。また、科学的な報告書の作成方法を学ぶ。
(化学分野:西田継・亀井樹・向井真那/6回)
化学分析を通して、ガラス器具等の実験用具の基本操作を学ぶ。また、今後学ぶ環境汚染の測定原理を学ぶ。
(生物分野:田中靖浩/3回)
環境試料からの微生物の検出・観察を中心として、生物試料の取扱い方法を学ぶとともに、基礎微生物学および微生物生態学で学習した微生物の実際の姿をとらえることを目的とする。
<到達目標>
・数値データの扱いと報告書の作成方法を理解する。
・化学実験の基本操作と、題材とした水質項目の概要と測定原理を理解する。
・環境試料からの微生物検出および分離培養方法の原理を理解する。

以上により、環境科学科の学位授与方針のPS3に対応した専門知識・技術を身につける。
<授業の方法>
実験・実習
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 70  %実験の内容の理解度,データの信頼性,考察の科学性を評価する. 
2受講態度 30  %実験の受講態度について評価する. 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
全回出席し、全レポートが受理されることが単位取得の必須条件である。
無断欠席は原則として認めない。また、実験開始時に教員による説明を聴き逃すと欠席となる場合があるので、注意すること。
補講等の措置については、担当教員に申し出ること。
ガイダンス時の注意事項を遵守すること。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
第1回:ガイダンス
 科目の概要と受講方法等についての説明
第2回:数値と報告(小林・向井)
 実験における誤差や有効数字の扱い方、レポートの書式
第3回:結果の表示1(小林・向井)
 グラフによるデータの図示
第4回:結果の表示2(小林・向井)
 グラフによるデータの図示と関係式の導出
第5回:生物実験1(田中)
 簡易培地による一般細菌の検出と計数
第6回:生物実験2(田中)
 平板培地上に生育した細菌のスケッチとコロニー形態による分類
第7回:生物実験3(田中)
 選択培地を用いた大腸菌の検出と計数
第8回:前半のまとめ
第9回:化学分析1(西田・亀井・向井)
 ガラス器具の取り扱い
第10回:化学分析2(西田・亀井・向井)
 秤量、試薬の調製
第11回:化学分析3(西田・亀井・向井)
 中和滴定
第12回:化学分析4(西田・亀井・向井)
 中和滴定結果の解析・まとめ
第13回:化学分析5(西田・亀井・向井)
 吸光高度法による亜硝酸性窒素と硝酸性窒素の測定
第14回:化学分析6(西田・亀井・向井)
 吸光高度法による測定結果の解析・まとめ
第15回:後半のまとめ

注)天候等に応じて授業計画の順番を変更する場合がある。詳細は、ガイダンスおよびCNSにて連絡する。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
担当教員の一部は公的研究機関(微生物研究分野)での実務経験を有している。