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授業科目名 電磁気学
時間割番号 EET131
担当教員名 小川 覚美
開講学期・曜日・時限 前期・水・III 単位数 2
<対象学生>
1, 2年生
<授業の目的および概要>
電磁気学は電気に関する現象だけでなく、自然現象を理解する上で基礎となる学問の1つである。本講義では、まず、真空中の静電界の概念、電界と電位について学ぶ。次に、導体の性質、誘電体中の静電界、静電エネルギーについて学んだ後、電流と磁界の関係、電磁誘導について学ぶ。
<到達目標>
学生が電気磁気現象の基礎的な法則を理解できるようになることを本講義の目標とする。具体的に以下に示す。
(1)電荷、電荷に働く力を理解する。
(2)電界と電位の概念、ガウスの法則について理解し、説明することができる。
(3)導体の電荷分布と電界、静電容量について理解し、説明することができる。
(4)誘電体中の静電界、静電界におけるエネルギーと力を理解し、説明することができる。
(5)オームの法則、抵抗と抵抗率を説明することができる。
(6)アンペア周回積分の法則、ビオ・サバールの法則を理解し、説明することができる。
(7)磁界中の電流に働く力を説明することができる。
(8)ファラデーの電磁誘導の法則、導体の運動による起電力を理解し、説明することができる。
(9)インダクタンスの定義とその扱い方を理解する。
<授業の方法>
 講義主体とするが、毎回講義の終半に演習問題に取り組み理解度を確認する。また、課題を与え、レポートの提出を行う。
Zoomによるライブ型の授業と、MicrosoftStreamによるオンデマンド型の授業を組み合わせて行う。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %講義内容への理解度 
2試験:中間期 30  %講義内容への理解度 
3小テスト/レポート 30  %講義内容への理解度、自ら課題に取り組む力 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
毎回、講義内容を復習し、理解しておくこと。
<テキスト>
  1. 前野昌弘著, よくわかる電磁気学, 東京図書, ISBN:9784489020711,
    (2010年出版)
<参考書>
  1. 川村雅恭, 電気磁気学 −基礎と例題−, 昭晃堂, ISBN:478561062X
<授業計画の概要>
以下の計画は学習状況等によって変更する場合がある。
 1.授業ガイダンス、電磁気学の基礎
 2.電磁気学の基礎、電荷、クーロンの法則
 3.電界、電気力線
 4.ガウスの法則
 5.電位、電位の傾き
 6.導体の静電界、静電遮へい
 7.静電容量、コンデンサの接続
 8.誘電体中の静電界、静電界におけるエネルギーと力
 9.中間評価:1回目のまとめと解説
10.定常電流
11.磁界、電流による磁界 (アンペア周回積分の法則)
12.ビオ・サバールの法則、磁界が電流や運動電荷に及ぼす力
13.ファラデーの電磁誘導の法則、導体の運動による起電力
14.インダクタンス
15.総合評価:2回目のまとめと解説