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授業科目名 日本史概説
時間割番号 EES201
担当教員名 大隅 清陽
開講学期・曜日・時限 前期・木・V 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
目的 1)教員免許(中学社会・高校地歴)のため、日本史学の基礎知識を修得する。2)大学での日本史学の学習・研究(他の専門講義の履修や卒業論文など)のための基礎知識を修得する。
概要 高等学校レベルの復習ではなく、大学での研究レベルの内容を取り入れることにより、日本史の基礎知識だけでなく、その学び方・考え方を教授する。取り扱う素材は古代を中心とするが、日本史全体のなかでの位置づけも考え、日本史の流れを把握するための視点を獲得する。
<到達目標>
1)日本史に関する知識を、単なる暗記ではなく、意味のある連関として理解する方法を習得する。
2)特定の時代のみでなく、日本史全体の流れを構造的に把握する視点を獲得する。
3)歴史の認識は一通りではなく、多角的な視点があることを踏まえ、歴史の学び方・考え方について、自ら考える力を養う。
<授業の方法>
1)初回は教室で資料を配付する。2回目以降は新型コロナウイルス感染防止対策を実施したうえでの面接授業を予定しているが、感染状況によっては、Micorosoft TeamsまたはZoomを用いたライブ型のオンライン授業に変更する場合がある。
2)配布した資料プリントは講義中に参照するので、ファイリングの方法等を各自で工夫すること。
3)毎回の講義の前に教科書と図説の該当ページを読み、Moodleに掲示された予習課題を提出してもらい、その内容により受講態度を評価する(各回2点×13回=26点)。
4)毎回の講義の終了後にMoodleに質問を記入してもらい、理解度の把握と次回の復習に活用する。また、その内容により受講態度を評価する(各回2点×13回=26点)。
5)期末評価は試験を予定しているが、新型コロナウイルスの感染状況によってはレポートで代替する(48点満点)。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 48  %講義理解力/論理的思考力/表現力(48点満点) 
2受講態度 52  %問題設定能力/講義理解力(予習課題26点+復習用質問26点=52点満点) 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 高等学校で日本史を履修していない場合は、最初は難しいと感じるかも知れませんが、教科書などでよく予習をし、知識を補うようにしてください。中学・高校までの日本史とは違った、暗記だけではなく、歴史的なものの見方、考え方、学び方を重視した講義を行います。
<テキスト>
  1. 佐藤信ほか, 『詳説日本史研究』, 山川出版社, ISBN:9784634010734
  2. 黒田日出男監修, 『図説 日本史通覧』, 帝国書院, ISBN:9784807163106
<参考書>
  1. 朝尾直弘ほか編, 『角川 新版日本史辞典』, 角川書店, ISBN:9784040320007
<授業計画の概要>
第1回 ガイダンス 日本史学習の基礎知識
第2回 旧石器文化と縄文文化
第3回 弥生文化と農耕社会
第4回 古墳とヤマト政権
第5回 ヤマト政権の発展と飛鳥朝廷
第6回 律令国家の形成
第7回 律令制支配の仕組み
第8回 国土の開発と奈良朝政治
第9回 地方社会と天平文化
第10回 桓武天皇と長岡遷都
第11回 嵯峨天皇と唐風文化
第12回 摂関政治と貴族社会
第13回 国際関係の変化と国風文化
第14回 地方政治の展開と武士
第15回 まとめと総括