授業科目名	集合と写像
時間割番号	EEM211
担当教員名	中村　拓司
開講学期・曜日・時限	前期・金・II	単位数	2
＜対象学生＞
(未登録)
＜授業の目的および概要＞
現代数学は集合の言葉で述べられている。初等・中等教育における算数・数学を深く理解するためのより高度な数学を学ぶ上で必要な，集合の考えを身につける事を目的とする。
＜到達目標＞
命題と論理、集合と写像、同値関係など、数学を学ぶ上で基礎となる概念・仕組みを 理解し，表現することができる．言語としての数学について，論理的な表現ができる．
＜授業の方法＞
主にZoom等を利用した同時双方向リアルタイム動画配信授業で、 Moodleを利用したオンデマンド授業も併用することがある. また，状況に応じて面接授業を実施する可能性がある． 面接授業の場合は，マスクの着用，学生間の距離（１m 以上離す）， 定期的な換気，授業前後の手洗い・手指消毒の徹底など感染拡大防止に努めて実施する． 各授業において出される課題を提出すること．文章表現に注意すること．
＜成績評価の方法＞
No 評価項目 割合 評価の観点 1 試験：期末期  60  % 授業理解力，論理的思考能力，計算能力。  2 小テスト／レポート  40  % 授業理解力，論理的思考能力，計算能力。
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
線形代数学・微分積分学を受講して、その内容を身に着けておくこと。
＜テキスト＞
(未登録)
＜参考書＞
鈴木晋一著, 集合と位相への入門 : ユークリッド空間の位相, サイエンス社, ISBN:9784781910345, (2003年出版 ライブラリ新数学大系, E1) 松坂和夫著, 集合・位相入門, 岩波書店, ISBN:9784000054249, (1968年出版) 内田伏一著, 集合と位相, 裳華房, ISBN:9784785314019, (1986年出版 数学シリーズ / 佐武一郎, 村上信吾, 高橋礼司編)
＜授業計画の概要＞
1.集合の基礎 2.命題と論理 3.集合の演算（和集合・共通部分） 4.補集合・直積集合 5.写像 6.全射・単射 7.同値関係 8.同値類と商集合 9.集合の濃度 10.濃度の大小とベルンシュタインの定理 11.順序集合 12.数の体系（Peanoの公理） 13.数の体系（Dedekindの切断） 14.選択公理 15.総括