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授業科目名 英米文学講読II
時間割番号 EEL215
担当教員名 加藤 千晶
開講学期・曜日・時限 前期・金・IV 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
19世紀イギリス唯美主義の代表的作家オスカー・ワイルドの作品を読み、使われている英語表現や作品の構造、文化的背景を理解し、また英語を通じて芸術(学芸・伝統)と人間の関係について考察することで、外国語教育の実践に生かすことができるような広い視野を獲得する。
<到達目標>
英語で書かれた、特にイギリスの代表的文学作品の精読を通じて、様々な英語表現を学び、作品の背景となるイギリスの文化や歴史、国民性についての理解を深める。
<授業の方法>
zoomにより毎回同時双方向で授業を行い、必要に応じてMoodle上に課題(小テスト・レポートなど)をアップロードし、双方向授業時にフィードバックを行う。 面接授業が行える状況になった場合には、マスクの着用や学生間の距離1m、定期的な喚起を徹底する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 40  %授業内容の理解、論理性、独自性 
2受講態度 20  %積極的な授業参加 
3発表/表現等 40  %作品の理解、準備、独創性、発表態度 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
必ず辞書を使って予習をして、建設的な批判力と柔軟な発想力を持って授業にのぞんで下さい。
<テキスト>
  1. 配布資料
<参考書>
  1. G. M. ヤング, 『ある時代の肖像―ヴィクトリア朝イングランド―』, ミネルヴァ書房, ISBN:4-623-04754-7
<授業計画の概要>
【第1回】オリエンテーション:作品の文化的背景、19世紀の作家たちの芸術観・宗教観
【第2回】"The Nightingale and the Rose"前半 キリスト教的モチーフと象徴1
【第3回】"The Nightingale and the Rose"後半 キリスト教的モチーフと象徴2
【第4回】"The Happy Prince"前半 キリスト教的モチーフと象徴3
【第5回】"The Happy Prince"後半 キリスト教的モチーフと象徴4
【第6回】The Picture of Dorian Gray (抜粋1) 唯美主義について
【第7回】The Picture of Dorian Gray (抜粋2) パラドックスについて
【第8回】The Picture of Dorian Gray (抜粋3) 19世紀的女性の表象について
【第9回】The Picture of Dorian Gray (抜粋4) 真実と虚構について
【第10回】"The Sphinx without a Secret"1 謎をめぐるレトリック
【第11回】"The Sphinx without a Secret"2 戯れ・遊びをめぐるレトリック
【第12回】"The Sphinx without a Secret"3 パロディ・模倣の技巧
【第13回】受講者の発表1 プロットの発展
【第14回】受講者の発表2 登場人物の描写(外面・心理)
【第15回】受講者の発表3 作品のテーマ