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授業科目名 子ども文化論
時間割番号 EEK341
担当教員名 川島 亜紀子
開講学期・曜日・時限 前期・金・IV 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
子どもの成長・発達に「文化」はどのように関連しているのかについて,「遊び」「子育て」「教育」の視点から理解する。児童文化財や児童文化施設について学ぶことで,日本の子育て文化や地域の子育て支援について理解する。また,高等学校家庭科における「子ども文化」の取り扱いについても検討する。
<到達目標>
1.子どもと文化の関わりについて,子どもの発達段階や発達的特徴を踏まえて理解し,説明できる。
2.児童文化財のもつ意味を知り,教材として生かした授業を構想できる。
3.児童文化財の理解,開発,実演を通じて,子どもと適切に接することができる。
<授業の方法>
講義、演習、実習
ライブ形式で行う予定ですが,受講者の人数によっては,面接授業で行います
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 40  %授業での体験の振り返り、考察の評価 
2受講態度 20  %演習や実習への取り組みの評価 
3発表/表現等 40  %表現活動の実践に対する評価 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
「遊び」は子どものためのものだけではありません。「遊び心」をもって積極的に体験し,活動を楽しむことを通じて,「遊び」の持つ力を体験的に理解してほしいと思います。
<テキスト>
  1. 高等学校学習指導要領解説 家庭編(文部科学省HPよりダウンロード可)を使用します
<参考書>
  1. 浅木尚実編著, 絵本から学ぶ子どもの文化, 同文書院, ISBN:978-4-8103-1439-7
  2. 片岡輝・今井和子・佐々木由美子編, 保育者のための児童文化, 大学図書出版, ISBN:978-4-903060-47-7
<授業計画の概要>
1.オリエンテーション:子どもの文化とは何か
2.伝統的遊びの体験
3.子ども文化の歴史的背景
4.子どもの遊びと生活
5.子どもの遊びとメディア
6.児童文化財の種類とその役割
7.児童文化施設の種類とその役割
8.絵本と子ども:発達に応じた絵本の選び方
9.ブックトークと読み聞かせ(発表)
10.絵本と小学校教育へのつながり
11.子育て支援と児童文化財
12.児童文化財制作
13.児童文化財を使った発表
14.家庭科における「子ども文化」
15.まとめ