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授業科目名 被服科学
時間割番号 EEK311
担当教員名 岡松 恵
開講学期・曜日・時限 前期・月・II 単位数 2
<対象学生>
3年生
<授業の目的および概要>
被服材料・被服衛生・被服管理・被服構成などの自然科学分野から、被服に関する基本的な知識を習得し、日常の衣生活や「被服科学実験」おける諸現象を論理的に捉える基礎とする。また家庭科の衣生活教育の内容理解に対し、深化を図る。
<到達目標>
被服材料・被服衛生・被服管理・被服構成に関する基礎的な事項を説明できる。
衣生活に関する諸問題について課題設定ができ、解決に向けた提案ができる。
家庭科の衣生活・被服教育において、自然科学的な知見を活かした新たな提案ができる。
<授業の方法>
講義、議論、理解を深めるような簡単な実験を行う。授業内容に合わせて(1)Teams等による双方向ライブ授業、(2)Moodle 上に演習課題をアップロードするオンデマンド授業、(3)マスク着用で三蜜にならないよう留意した上での面接授業、のいずれかを選択する。学生には事前に通知する。数回のレポートの提出を求める。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %知識の正確さ・多様性、実生活に即した課題設定 
2受講態度 20  %出席回数と授業への取り組み(発表準備や自主学習) 
3発表/表現等 30  %論理性、他者との協働 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
授業計画の内容は授業の進捗状況に応じて変更する場合がある。
「被服科学実験」を受講していること。
<テキスト>
  1. プリントを配布する。
<参考書>
  1. 授業中に指示する。
<授業計画の概要>
第1回 小・中学校の家庭科でとりあげられる被服科学について
第2回 高等学校の家庭科でとりあげられる被服科学について
第3回 衣服の保健衛生的機能
第4回 汚れの種類と洗濯のしくみ
第5回 界面活性剤、ビルダー、酵素について
第6回 洗濯の諸条件
第7回 漂白,柔軟仕上げ,アイロンによる仕上げ効果
第8回 繊維の観察
第9回 繊維の特徴
第10回 糸の特徴
第11回 糸の撚りについて
第12回 布の特徴(厚さと密度)
第13回 織物の観察と模型づくり
第14回 編物の観察と模型づくり
第15回 まとめ
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
高等学校での家庭科教育の経験を活かし、家庭科の授業内容を掘り下げた講義や、衣生活における諸問題を取り上げた発表を行うことにより、実践的な授業を行う。