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授業科目名 日本語教育実習I
時間割番号 EEJ361
担当教員名 江崎 哲也/伊藤 孝恵/會田 篤敬
開講学期・曜日・時限 後期・水・V 単位数 2
<対象学生>
日本語教員養成プログラムの選択必修科目です。 3-4年生。
日本語非母語話者が受講する場合、日本語能力試験(JLPT)のN1相当以上の日本語運用力が求められます。
<授業の目的および概要>
目的:日本語を母語としない学習者に日本語を教えられるようになること。
概要:多様な背景やニーズを持った学習者にどのようにアプローチすればよいのか受講生自らが考え、それに基づき教案を作成し、実習を行う。また、授業を通して気づいたことを活かし、実習・実践に結びつけていく。
<到達目標>
1. 「日本語教育概論」、「日本語教授法」など、日本語教員養成コース修了に必要な科目で学んだことを、実践面でどのように活かせるか受講生自ら考えられるようになること。
2. 日本語を母語としない学習者に日本語を教えるための基本的なスキルを身につけること。
3.日本語学習者への態度、日本語学習者への対応能力、日本語学習者を観察する力、日本語学習者と相互にやり取りする力を身につけること。
<授業の方法>
1. 集中講義ではなく、毎週同じ時間帯に授業をし、実習もその時間内に行う。
2. 毎週ラーニング・ジャーナルを書いて提出し、内省と自己モニタリング力を高める。

※授業実施の形態: 「面接授業」を基本とするが、「ライブ型(Zoom、Teams等テレビ会議システムを利用。同時双方向リアルタイム動画配信授業)」で行う可能性もある。

「面接授業」の場合は、
・マスクを着用させ、学生間の距離は1m 以上離す。
・定期的に窓を開けて、換気を行う。
・授業前後に手洗い・手指消毒を徹底する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 40  %課題とラーニング・ジャーナルの記述、及び提出。 
2受講態度 20  %授業内のディスカッションへの参加度。 
3発表/表現等 40  %教案、及び実習。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
・本科目を履修するためには、「日本語教育概論I」/「日本語教育概論」、及び「日本語教授法I」/「日本語教授法」を修得もしくは当該科目を受講中であることを原則とする(未履修の学生の受講は認めない)。また、「日本語の文法」、「日本語の文字・表記・語彙」、「日本語の音声・音韻」も履修していることが望ましい。
・受講希望者は本科目を履修するにあたり、日本語教育実習Iガイダンスに必ず参加すること。
・受講生は12名程度とし、学部4年次生を優先的に受け入れる。
・この授業の受講生は、実習では日本語教師役を担うことになるため、協調性、責任ある行動、日本語学習者に対する配慮等が求められる。
・授業外においても、所定の「時間外学修」を要する。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 佐々木泰子編, ベーシック日本語教育, ひつじ書房, ISBN:9784894762855
  2. 松岡弘 監修  庵功雄・高梨信乃・中西久実子・山田敏弘 著, 初級を教える人のための日本語文法ハンドブック, スリーエーネットワーク, ISBN:9784883191550
  3. 白川博之 監修  庵功雄・高梨信乃・中西久実子・山田敏弘 著, 中上級を教える人のための日本語文法ハンドブック, スリーエーネットワーク, ISBN:9784883192014
<授業計画の概要>
1. オリエンテーション、教材研究
2. ニーズ・レディネス分析1
3. ニーズ・レディネス分析2、コースデザインとシラバス作成 1
4. シラバス作成2
5. 教案作成
6. 実習1
7. 実習2
8. 実習2
9. 実習4
10. 中間フィードバック
11. 実習5
12. 実習6
13. 実習7
14. 実習8
15. 総括評価、まとめ

上記の方針に基づき、受講生の理解度や必要性に応じた授業を行います。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
海外での日本語教育経験や長年の日本語教育経験を有する教員など特色ある3名が、日本語教育の現場で役に立つ授業を行います。また、授業を通して得たことを社会に出てからどのように活かしていくかについても一緒に考えます。