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授業科目名 日本文学講読B
時間割番号 EEJ217B
担当教員名 池田 尚隆
開講学期・曜日・時限 後期・金・III 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
平安文学の頂点のひとつとされる一条朝の文芸について、中関白家と『枕草子』を中心に考える。藤原道隆、中宮定子、清少納言らの個性、彼らが集う後宮サロンの特徴、さらにそこから生れた文学作品を理解する。
<到達目標>
時代と人物のからみが、個性的な文学環境や作品を生み出していく様相を記述できる。
<授業の方法>
講義科目であるが、適宜、課題についての発表や、議論への参加を求める。
『枕草子』を中心に多くの資料を配付するので、各自で読み、理解することが必要。

「面接授業」の予定。状況によっては「ライブ型」で行う。CNSで事前に指示する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 80  %講義内容の理解と、それを踏まえた考察の到達度をみる。 
2受講態度 20  %講義内容と配布資料を理解し、発言できる。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
作品や史料をコピーして配布するので、自分でも読んで理解し、考察するようにしてください。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1     定子サロンのあり方  
2     藤原道隆の死と中関白家の没落
3     「殿などのおはしまさで後」段をめぐって
4     「故殿の御服のころ」段をめぐって
5     「清涼殿の丑寅の隅の」段をめぐって
6     「五月の御精進のほど」段をめぐって
7     漢詩と和歌 和歌が描かれないこと
8     漢詩と和歌 漢詩を踏まえた表現
9     「大進生昌が家に」段をめぐって
10    藤原行成と清少納言
11    古記録と『枕草子』
12    定子の死
13    藤原道長と中関白家
14    枕草子の世界
15    まとめ