山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 道徳教育研究
時間割番号 EEC144 A
担当教員名 梶原 郁郎
開講学期・曜日・時限 前期・月・V 単位数 2
<対象学生>
2018年度以前入学生
<授業の目的および概要>
本授業は下記到達目標を目的として、概要は次の通りである。(1)道徳とは何か、道徳教育とはどのような教育か、(2)道徳性の発達や道徳教育の歴史、(3)学校における道徳教育の方針・目標・内容・評価、(4)「道徳教育」の学習指導案の作成、(5)教科教育と道徳教育。ここに道徳教育とは、各教科を通した道徳教育を含むもので、道徳副読本・教科書による道徳の時間における「道徳教育」のみを指すものではない。
<到達目標>
本授業は、小学校・中学校の教員免許状を取得するための必修科目である。以下の諸点を理解でき、道徳教育の指導力を身につける。(1)道徳とは何か、道徳教育とはどのような教育か、(2)道徳性の発達や道徳教育の歴史、(3)学校における道徳教育の方針・目標・内容・評価、(4)「道徳教育」の学習指導案の作成、(5)教科教育と道徳教育。
<授業の方法>
・実施形態:(予定)メール出題方式(オンデマンド型):?前日にWSをメール添付する、?当日の授業時間帯に問題を出題して、受講生は回答する、?私が回答の一例あるいは回答の見通しを説明する、?授業後に質問を受ける、?出欠は当時間内にメールでとる。詳しい説明は1回目授業前に、資料添付にてお伝えします。なお試験は対面式で行います。授業の数回は、状況を見て対面式とする可能性があります。
・授業内容のよりよい理解のために、随時みなさんの経験を省察していただきながら授業を進める。必要な資料は随時配布する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 80  %知識理解(WSを含む) 
2受講態度 20  %意欲 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
・試験はレポート等に変える可能性があります。
・通信機器の電源は切って受講して下さい。
・受講前に『君たちはどう生きるか』の第一章から第四章まで読んでおいて下さい。
・新小学校学習指導要領(200円程度)は購入しておいて下さい。
<テキスト>
  1. 吉野源三郎, 『君たちはどう生きるか』(漫画版不可),
    (岩波文庫)

  2. 高史明, 『生きることの意味』, ちくま文庫
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
授業15回分の内容は以下の通りです(各項目は各時間を必ずしも指すものではない)。
1. 授業のガイダンス−道徳の本質、道徳教育と現代社会−
2. 道徳教育の基礎的・基本的知識(1)−道徳教育とは何か・道徳性の発達−
3. 道徳教育の基礎的・基本的知識(2)−戦前戦後の道徳教育−
4. 道徳教育の基礎的・基本的知識(3)−学習指導要領の変遷−
5. 指導要領における道徳教育の基礎的事項
6. 道徳の教科書教材と社会認識形成
7. 教科教育と道徳教育(1)−文学教育の道徳主義化の問題と代案−
8. 教科教育と道徳教育(2)−自然認識形成と道徳教育−
9. 学習指導案(1)−現場の課題・指導方針−
10. 学習指導案(2)−教材解釈と指導案作成−
11. 学習指導案(3)−実践と評価−
12. 教科教育と道徳教育(3)−他者形成の課題−
13. 教科教育と道徳教育(4)−社会認識形成と道徳教育−
14. 教科教育と道徳教育(5)−潜在的カリキュラムの問題−
15. 講義の総括と試験