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授業科目名 生涯発達教育心理学
時間割番号 EEC103 B
担当教員名 若本 純子
開講学期・曜日・時限 前期・月・III 単位数 2
<対象学生>
学籍番号 偶数
<授業の目的および概要>
子ども発達に応じた子ども理解の方法として心理学の基礎知識を修得し,教師になった時にどう活用するか,見通しを立てることができる。
<到達目標>
心理学の基礎に関する多様な知識を習得する。学校教育で生じる事象を心理学的視点から考えることができる。
<授業の方法>
講義とグループワークおよび発表で進めます。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %授業で学んだ心理学の知識や視点を,自らが目指す教師像と関連づけて論じることができるか。 
2小テスト/レポート 30  %毎回の授業内容について,教育と関連づけて考え,リアクションペーパーとしてまとめることができているか。 
3発表/表現等 20  %講義等に積極的に取り組んでいるか。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
教育は「教える」だけでなく,子ども自身の「育ち」を支える営みでもあります。心理学を学ぶことで,教育を子どもの視点から見つめることができます。視野の広い,子どもの立場にたって学習指導や生活指導,生徒指導ができる教師になっていただくことがねらいです。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 渡辺弥生著, 子どもの「10歳の壁」とは何か? : 乗りこえるための発達心理学, 光文社, ISBN:9784334036188,
    (2011年出版 光文社新書, 514)

  2. 宮口幸治著, ケーキの切れない非行少年たち, 新潮社, ISBN:9784106108204,
    (2019年出版 新潮新書, 820)

  3. 新井紀子著, AI vs.教科書が読めない子どもたち, 東洋経済新報社, ISBN:9784492762394,
    (2018年出版)
<授業計画の概要>
学修の進行によって内容が前後したり変更したりする場合があります。ご了承ください。
また,令和3年度はオンデマンド授業として実施いたします。
1. オリエンテーション・教師に心理学は必要か
2. 心理学における「心の働き」とは?
3. 認知プロセスと脳機能との関連
4. 発達って何ですか?? 考える力の発達と学校教育
5. 発達って何ですか?? 子どもの発達の過程:乳幼児期
6. 発達って何ですか?? 子どもの発達の過程:児童期〜青年期
7. 発達は遺伝で決まる?環境で決まる?
8. 「考える」を心理学する:ピアジェの認知発達理論との関連
9. 「考える」と認知プロセス
10. ワーキング・メモリの発達
11. 注意の機能と発達
12. 発達障害ってなんだろう
13. 発達障害と特別支援教育
14. 発達障害の困難を知り,支援につなげていこう
15. さまざまな子どもたちの育ちを支えるために
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
学校等子どもの現場における心理支援の実務経験があります。この経験を活かしつつ,子どものリアルな姿を考えてもらう授業にしていきます。