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授業科目名
分娩介助・新生児受け実習
担当教員
小林 康江/佐々木 美果/浅野 浩子/眞嶋 ゆか
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DNG407 6 4 前期
[学習目標]
分娩進行のリスク因子の査定から、分娩進行の判断・予測を含む助産診断に基づき、分娩期の助産ケア、分娩介助、さらに新生児受けを実践する。
妊娠・産褥期における女性の心身の変化と胎児から新生児期への移行期にある児の適応過程の理解に基づき、母子の正常経過と逸脱に関する助産診断と診断に基づいた助産を実践する。
[授業計画
臨地実習
1)実習期間:令和3年7月26日(月)〜10月8日(金)
2)実習時間:褥婦・新生児への看護ケア実習は日勤帯とする。
分娩介助実習のためのオンコール時間帯は24時間
深夜にわたって分娩介助実習を行った場合は、その当日は1日休暇とする。
褥婦・新生児を受持っている期間に新たに入院した産婦を受持つ場合は、その日は褥婦と新生児の直接ケアは実施せず、記録類や直接ケアをした助産師からの情報を得ることとする。
褥婦や新生児の状態の変化の観察の目的で、実習時間を延長する場合は、勤務助産師に、実習内容と延長希望の時間を伝える。
3)実習施設:山梨大学医学部附属病院・山梨市立産婦人科医院
[到達目標]
健康課題を持つケア対象者を中心にした臨地実習で獲得した【問題解決能力】と【看護実践力】を基盤とし、多職種連携・協働を包含した実習を通して【連携する力】【地域ケアに貢献する力】を獲得する。健康課題を持つケア対象者とその家族が置かれる自宅・病院・施設、あるいは家庭・学校の包括的かつ継続的な連携・協働の中で看護を実践し、【自己研鑽力】【豊かな人間性】の力を高める。

「問題解決能力と看護実践力」:看護理論や科学的根拠に基づいて、産婦・胎児とその家族を全人的に捉え、助産計画の立案、実施、評価ができる。「連携する力」:学生として、周産期医療における多職種連携・協働によるチームアプローチに参画する。「自己研鑽力」:自己の実践を日々振り返り、課題を明確にし、課題を解決するために学習を積み、自己研鑽することを習慣付ける。 「豊かな人間性」:倫理的課題を分析し解決策を検討し、領域カンファレンスで提案することができる。
                                                                                              
1)分娩介助実習
? 産婦・胎児の健康診断ができる。
? 正常に経過する分娩進行の状態を判断できる。
? 分娩期のリスク因子の査定から現状、予測を含めた分娩経過のアセスメントとケア計画が立案できる。
? 基本的な技法の習得と、分娩介助技術を習得する。
? 分娩進行のアセスメントに基づく分娩期の産婦・胎児へのケアができる。
? ドウーラの役割を果たしながら、産婦のケアができる。
? 正常からの逸脱の予測・判断と、必要なケアができる。

2)新生児受け実習 
? 出生直後の状態を予測したアセスメントができる。
? 新生児蘇生法のアルゴリズムの判断ができる。
? 出生直後のルーチンケアができる。
? 新生児の出生直後から生後2時間までのフィジカルイグザミネーションができる。
? 新生児の出生後2時間以内の新生児への移行を円滑にする処置・ケアができる。
? 親子関係の始まりを支えるアタッチメント促進のためのケアができる。
? 蘇生が必要な新生児への対応が理解できる。
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
指導教員は全員助産師経験を有し、実習施設の指導助産師と連携し、学生の実践力と臨床判断力の指導を行う。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %分娩期の助産ケアおよび出生直後の新生児に対するケアを展開する能力が獲得できている(アセスメント、計画、実施、評価)。評価の割合は実習評価表50%、実習記録50%とする。 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
(未登録)