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授業科目名
分娩期 助産診断・技術学
担当教員
小林 康江
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DNG402 2 4 通期
[学習目標]
事前配布の学習の手引きを使った反転授業に基づき、学習した成果を発表、質疑応答し、理解を深めるスタイルで授業をすすめる。分娩進行の判断に必要な情報収集の視点や情報、さらに基礎的な技術の獲得ができる。
[授業計画
1.分娩開始の診断	
2.分娩経過中の診断(1)−陣痛、娩出力
3.分娩経過中の診断(2)−娩出物 小林
4.分娩経過中の診断(3)−3要素とフリードマン曲線
5.分娩経過中の診断(4)−胎児・産婦の状態、ニーズのモニタリング
6.分娩経過中の診断(5)−分娩進行の判断(3P、4P、5P)
7.判断に基づく分娩の方針−リスク回避のケア計画、パルトグラムを用いた助産計画と評価
8.分娩介助の診断・分娩第3・4期の診断
9.前期破水の管理
10.微弱陣痛の管理
11.分娩誘発・促進の管理
12.回旋異常の管理 
14.正常範囲を超える出血への管理
14.予想よりはやい進行・遅い進行
15.ケースレポートのまとめ方
[到達目標]
【問題解決能力】分娩進行の判断に必要な分娩の3要素を基本に、分娩進行の判断の視点を説明できる。【看護実践力】分娩進行の判断に必須な内診技術の基本を習得できる。モデルを用いて内診し、子宮口の位置、開大、児頭の下降度、回旋、展退を口述できる。【連携する力】正常からの逸脱が予測される場合、助産師への報告、医師との連携について説明できる。【自己研鑽力】文献検索を行い、学習の手引きに取り組むことができる。
                                                                                                                                          A. 知識
1) 分娩経過中の臨床判断に必要な視点と、含まれる情報が説明できる。
2) 分娩経過を判断する情報収集の方法が説明できる。
B. 技術
1) 分娩の経過の判断に必要な情報収集ができる。
C. 態度
1) 自己管理の能力:自らを律して行動できる
2) チームワーク、リーダーシップ:他者と協調・協働して行動できる。他者に方向性を示し、目標の実現のために力を集めることができる
3) 倫理観:自己の良心や社会の規範やルールに則って行動できる。
4) 専門職としての社会的責任:助産学生としての意識を持ち、社会の発展のために将来助産師として積極的に関与できる力を養う。
5) 生涯学習力:卒後も自律・自立して学習できる力を養う。      
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
助産師経験を有する教員による、分娩期の臨床判断について、事例を用いながら討議形式で授業をすすめる。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 70  %知識の獲得状況,口頭試問による授業理解力 
2受講態度 30  %討議における積極的参加,日常学習努力,自発的学習 
[教科書]
  1. 我部屋山キヨ子, 助産学講座7 助産診断・技術学2(2) 分娩期・産褥期, 医学書院, ISBN:978-4-260-01572-1
  2. 荒木勤, 最新産科学 正常編, 文, ISBN:978-4-8306-3119-1
  3. 荒木勤, 最新産科学 異常編, 文光堂, ISBN:978-4-8306-3120-7
[参考書]
(未登録)