授業科目名
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化学
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担当教員
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齋藤 正夫
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時間割番号
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単位数
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履修年次
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期別
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DMA116 |
2 |
1 |
前期 |
[学習目標] |
医学や生命科学の分野において化学が重要な役割を果たしていることを理解する。本授業では、生化学の基礎となるような有機化学を中心に、生体有機化合物の構造と性質、分子の電子状態などの量子化学理論、異性体と立体化学、そして無機化学などについて学ぶ。生体内で起こる化学変化を理解できるように化学の基礎を身につけることが大切である。 |
[授業計画] |
1. 一般化学1:電子構造、混成軌道 2.一般化学2:単結合、二重結合、三重結合 3.量子化学と分子構造 4.有機物の命名法 5. 酸と塩基 6. 有機酸と有機塩基、緩衝液 7.アルケンと官能基の作用 8.熱力学 9.アルケンとアルキンの反応 10. 無機化学1 11. 無機化学2 12. 錯体化学1、トランス影響とキレート効果 13.錯体化学1、生命現象と錯体 14.有機化合物の基礎1:構造と性質ならびに構造決定 15.有機化合物の基礎2:構造決定 16.有機物の命名法 17.有機化合物の基礎3:異性体 18.有機化合物の基礎4:絶対配置、立体配座と立体配置 19.炭水化物の有機化学:炭水化物の分類、アルドース・ケトースの立体配置 20.アミノ酸・ペプチドの有機化学:アミノ酸の基礎、化学修飾 21. 核酸の有機化学:DNAとRNA、互変異性 22. 脂質の有機化学:配座異性体・ステロイド骨格 23.酵素触媒反応1:アミノ酸側鎖の役割 24.酵素触媒反応2:ミカエリス・メンテン式の基礎と応用 25.ラジカルの化学 26.ラジカルと生命現象、抗酸化物質 27.合成高分子 28.特別講義 29.30.試験 毎回配布するコメント用紙に、問題の解答や授業内容についての理解、感想などを書く。 |
[到達目標] |
・医学を学ぶ上で必要な化学の基礎理論を説明できる。 ・基本的な有機化合物の構造や性質を説明できる。 ・有機化学反応の反応機構を説明できる。 |
[実務経験のある教員による授業科目の概要] |
専門性の高い講師を招き、特別講義を実施する。 |
[評価方法] |
No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 試験:期末期 | 90 % | 総合的な理解度を評価する | 2 | 小テスト/レポート | 5 % | 授業後の小テストにより医学的な知識と理解度を評価する。 | 3 | 受講態度 | 5 % | 受講態度を評価する |
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[教科書] |
- Paula Y. Bruice著 ; 大船泰史 [ほか] 監訳, ブルース有機化学概説 第3版, 化学同人, ISBN:9784759818314,
(2016年出版)
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[参考書] |
- Paula Y. Bruice著, ブルース有機化学 上, 化学同人, ISBN:9784759815849,
(2014年出版)
- Paula Y. Bruice著, ブルース有機化学 下, 化学同人, ISBN:9784759815856,
(2014年出版)
- Bruce Alberts [ほか] 著 ; 青山聖子 [ほか] 訳, Essential細胞生物学, 南江堂, ISBN:9784524261994,
(2016年出版)
- Abraham L. Kierszenbaum, Laura L. Tres著, 組織細胞生物学, エルゼビア・ジャパン : 南江堂, ISBN:9784524269716,
(2015年出版)
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