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授業科目名 日本語中上級I
時間割番号 CJA401
担当教員名 會田 篤敬
開講学期・曜日・時限 前期・木・I 単位数 2
<対象学生>
2021年4月2日(金)に行われる日本語プレイスメント・テストの結果で、中上級レベルと判定された留学生/日本語非母語話者。日本語プレイスメント・テストの詳細は<受講に際して・学生へのメッセージ>参照。
<授業の目的>
主にアカデミックな場面で、そして大学での人間関係、研究生活の中で必要とされるコミュニケーション能力を向上させるために、話題に応じた適切な表現や語彙を適切に用い、専門的な話題や現代社会の話題について話す力を習得すること。また、大学の研究活動に必要な発表の聞き取りと質疑応答の練習を行うこと。 
<到達目標>  到達目標とは
1.多様な知識: 中上級レベルの語彙、表現、文法を習得し、談話を段落レベルで構成し、複雑な状況にも対応できること
2.外国語リテラシー: 日本語で中上級レベルのアカデミックな内容について読み書き、口頭でのやり取り・意思疎通ができること
3.コミュニケーション・スキル: 相手の意見を丁寧に聴き、その意味・意図を自分自身で表現できること、自分の意見を一定の論理的根拠を基にわかりやすく話すことができること
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー(能力・資質)>
No.コンピテンシー(能力・資質)説明 
1教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
2異文化理解と外国語リテラシー自文化と異文化に対する知識と理解を基に、自己や社会のあり方について相対的視点から意見を述べることができる。
「英語」で自らの専攻分野の内容を理解し、その内容について簡単に表現することができる。
「ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語」で基礎的な内容について読み書き、口頭でのやりとり・意思疎通ができる。
3汎用能力1・コミュニケーションスキル傾聴力相手の意見を丁寧に聴き、その意味・意図を自分自身で表現できる。
4口頭発表力自分の意見を、一定の論理的根拠を伴って、わかりやすく話すことができる。
<授業の方法>
談話能力、発表スキルの向上を目指す。

※授業実施の形態:
「ライブ型(Zoom、Teams等テレビ会議システムを利用。同時双方向リアルタイム動画配信授業)」、または「面接授業」
「面接授業」の場合は、
・マスクを着用させ、学生間の距離は1m 以上離す。
・定期的に窓を開けて、換気を行う。
・授業前後に手洗い・手指消毒を徹底する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 30  %ダイアローグ構成―談話能力、聞き手としての傾聴力、発表能力、及び知識の理解度と運用力 
2試験:中間期 30  %ダイアローグ構成―談話能力、聞き手としての傾聴力、発表能力、及び知識の理解度と運用力 
3小テスト/レポート 20  %毎週のワークシート課題の提出 
4受講態度 20  %積極的な教室活動、ピア、グループワークへの参加度 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
日本語プレイスメント・テストは2021年4月2日(金)14時40分からZoom を使ってオンラインで行いますが、URLはCNS(学内電子掲示板)でお知らせします。Zoomを使ってテストに参加するのが難しい人は、当日12時50分にT-1号館2階のT1-21教室に来てください。
<テキスト>
  1. 荻原稚佳子, 齊藤眞理子, 伊藤とく美著, 日本語超級話者へのかけはし : きちんと伝える技術と表現 : 上級から超級へ, スリーエーネットワーク, ISBN:9784883194490,
    (2007年出版)
<参考書>
  1. 荻原稚佳子 [ほか] 著, 日本語上級話者への道 : きちんと伝える技術と表現, スリーエーネットワーク, ISBN:9784883193554,
    (2005年出版)
<授業計画の概要>
1.理由や背景とともに考えを説明する、抽象的な表現を使いこなす、自分やほかの人の価値観について知り、違いを認め合う
2.情景を詳しく描写する、全体のイメージがわかるよう、抽象的な表現を使う
3.インフォーマルな会話で擬音語・擬態語を使い生き生きと伝える、相手の関心を引き付ける工夫をする
4.心情を表す表現を使いこなす、解決策を示して交渉する、感情的にならずに気持ちを客観的に伝える
5.不満や不平に対して異なる視点を提示する、共感的に話を聞く、相手に同調して話を聞く
6.適切な待遇表現を用いて相手の状況を把握する、相手の立場を尊重し配慮の言葉を付け加える
7.まとめ・中間評価
8.具体的な数値を示して社会の動きを説明する、データの分析が適切か考えながら聞く
9.他者と異なる視点から意見を述べる、互いのとらえ方の違いを理解する
10.抽象的で複雑な制度を説明する、相手にわかりやすいように段落ごとの話題を明示する
11.理由を述べて反論する、抽象的なことばと具体的なことばを意識する、相手の意見を受け止める
12. 起こりうる状況を予測して議論を深める、改まった場にふさわしい表現を使いこなす、具体例を挙げるなどして実感を持って伝える
13.他者の話を引用して詳細に描写する、事実とともに意見・感想を述べる
14.複眼的な視点をもって意見を述べる、原因を理解したうえで解決策を述べる、異なる意見を尊重する
15.まとめ・総括評価

※授業の内容は必要性などに応じて変更する可能性があります。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。