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授業科目名 | ドイツ語中級I(総合) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
時間割番号 | CGM201I | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
担当教員名 | 寺田 雄介 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
開講学期・曜日・時限 | 前期・火・I | 単位数 | 2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
<対象学生> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
全学部2〜4年次 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
<授業の目的> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
初級を修了した学生を対象に,これまでに身につけた知識を用いてドイツ語で意思疎通を図れるよう,言語の4技能の中でもとりわけ「読む」力を習熟させることを目的とする。ドイツ語を学ぶことで,自分たちとは異なる価値観や世界観を知り,複眼的視点から異文化を捉えるだけでなく,日本の文化や自分自身をも相対化,客体化することができるようになるだろう。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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「異文化理解と外国語リテラシー」を身につけることを目標とする。具体的には以下の通り。 1,ドイツ語の正しい発音ができること。 2,ドイツ語の基礎的な語彙を習得し,適切に使用できること。 3,ドイツ語の基礎的な構造を把握し,臨機に応用できること。 4,簡単な会話のパターンを身につけ,他者と対話できること。 5,日本とドイツの文化の土壌の違いを知り,グローバルな視点で物事を捉えることができること。 |
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<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー(能力・資質)> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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<授業の方法> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
指定テキストは Der Mond war Zeuge を用いる。カッセルにあるグリム兄弟博物館から『赤ずきんちゃん』の貴重な写本が盗まれ,私立探偵の Patrick Reich が捜査を始めるという推理小説である。CEFR(外国語学習,教授,評価のための欧州言語共通参照枠)のA2〜B1レベルに相当しており,初級ドイツ語文法をしっかり身につけた学生に適した難易度である。授業は輪読形式で進めるが,逐語的にドイツ語を日本語に置き換えていく作業だけではない。テクストが収録されたオーディオファイルをオンラインで聴くことができるので,まずはドイツ語を音として受け入れるように心がけて欲しい。授業の終盤には,動詞の人称変化の知識をどのように読解に応用するかについてもトレーニングを行う。 TeamsやZoomを利用したライブ型のオンライン授業形態を想定しているが,COVID-19終息の目処がたった場合は面接授業に変更する予定である。期末試験による総括的評価と授業中の課題への取り組みをもとにした形成的評価を組み合わせて評価する。 |
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<成績評価の方法> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業は予習を前提に進めるので,各々の既存の知識に合わせて予習時間を充分に確保し,丁寧に辞書をひいて準備してくること。疑問点が出てきたら,後回しにせずにその都度教員に確認するように。授業中はもちろんのこと,授業時間外の質問も歓迎する。 初学者用の辞書を手元に置いて授業に参加すること。紙の辞書でも電子辞書でも構わない。 ドイツ語力の向上がこの授業の目標だが,ドイツ語と日本語,しいてはドイツ人と日本人のものの考え方の違いを知り,複眼的視点から物事を捉える能力を養ってほしい。 |
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<テキスト> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
<参考書> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
(未登録) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
<授業計画の概要> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
第1回 Einführung,Vorwort/導入,登場人物の紹介/発音 第2回 Kapitel 1-1/Der Mond war Zeuge の講読(1)/現在人称変化(規則変化) 第3回 Kapitel 1-2/Der Mond war Zeuge の講読(2)/現在人称変化(不規則変化) 第4回 Kapitel 2-1/Der Mond war Zeuge の講読(3)/分離動詞と非分離動詞 第5回 Kapitel 2-2/Der Mond war Zeuge の講読(4)/話法の助動詞 第6回 Kapitel 3-1/Der Mond war Zeuge の講読(5)/過去人称変化 第7回 Kapitel 3-2/Der Mond war Zeuge の講読(6)/完了(haben支配) 第8回 Kapitel 4-1/Der Mond war Zeuge の講読(7)/完了(sein支配) 第9回 Kapitel 4-2/Der Mond war Zeuge の講読(8)/再帰動詞 第10回 Kapitel 5-1/Der Mond war Zeuge の講読(9)/zu不定詞句 第11回 Kapitel 5-2/Der Mond war Zeuge の講読(10)/命令法 第12回 Kapitel 6-1/Der Mond war Zeuge の講読(11)/接続法(非現実話法) 第13回 Kapitel 6-2/Der Mond war Zeuge の講読(12)/接続法(間接話法) 第14回 Kapitel 6-3/Der Mond war Zeuge の講読(13)/接続法(時制) 第15回 期末試験/試験問題の出題意図の解説 ※履修学生の理解度によって,進度を適宜調整する。 |