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授業科目名 ドイツ語演習II
時間割番号 CGB104 A
担当教員名 寺田 雄介
開講学期・曜日・時限 後期・月・V 単位数 2
<対象学生>
全学部1年次
<授業の目的>
 「ドイツ語初級」の授業では5技能の総合的なコミュニケーション能力の向上を主眼に据えているが,本授業では初級文法の習熟に焦点を当て,ドイツ語の構造をより体系的に理解することを目的とする。「演習」の名の通り,一緒にゆっくりと,しかし着実にトレーニングを進めよう。
<到達目標>  到達目標とは
 「異文化理解と外国語リテラシー」を身につけることを目標とする。具体的には以下の通り。
1,ドイツ語の正しい発音ができること。
2,ドイツ語の基礎的な語彙を習得し,適切に使用できること。
3,ドイツ語の基礎的な構造を把握し,臨機に応用できること。
4,簡単な会話のパターンを身につけ,他者と対話できること。
5,日本とドイツの文化の土壌の違いを知り,グローバルな視点で物事を捉えることができること。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー(能力・資質)>
No.コンピテンシー(能力・資質)説明 
1教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
2異文化理解と外国語リテラシー自文化と異文化に対する知識と理解を基に、自己や社会のあり方について相対的視点から意見を述べることができる。
「英語」で自らの専攻分野の内容を理解し、その内容について簡単に表現することができる。
「ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語」で基礎的な内容について読み書き、口頭でのやりとり・意思疎通ができる。
3汎用能力1・コミュニケーションスキル文章表現力適切な手順を踏んで学術的な文章を書くことができる。
44・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
<授業の方法>
 指定テキストは,「ドイツ語初級」で私が指定したテキストと文法項目が対応しており,丁寧な説明と豊富な練習問題から構成されている。授業では教員の出す手がかりをもとに,それらの課題を一つひとつ解いてゆく。
 TeamsやZoomを利用したライブ型のオンライン授業形態を想定しているが,COVID-19終息の目処がたった場合は面接授業に変更する予定である。期末試験による総括的評価と授業中の課題への取り組みをもとにした形成的評価を組み合わせて評価する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %テキストで学んだ発音・文法・語彙の3要素について,適切に運用できているか。 
2受講態度 50  %授業中のinteractiveな質疑応答に対応できているか。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 予習よりも復習に時間を割くこと。疑問点が出てきたら,後回しにせずにその都度教員に確認するとともに,履修者同士でも情報を共有するように。授業中はもちろんのこと,授業時間外の質問も歓迎する。
 初学者用の辞書を手元に置いて授業に参加すること。紙の辞書でも電子辞書でも構わない。
 ドイツ語力の向上がこの授業の目標だが,ドイツ語と日本語,しいてはドイツ人と日本人のものの考え方の違いを知り,複眼的視点から物事を捉える能力を養ってほしい。
<テキスト>
  1. 新倉真矢子・亀ヶ谷昌秀・正木晶子・中野有希子著, ゲナウ! : グラマティック ノイ, 第三書房, ISBN:9784808610494
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
第1回 Lektion 7 話法の助動詞・未来形/話法の助動詞の用法,現在人称変化/可能,義務,許可などを表現できる
第2回 Lektion 7 話法の助動詞・未来形/話法の助動詞の位置,未来形/推量や命令を表現できる
第3回 Lektion 8 前置詞・再帰代名詞・再帰動詞/前置詞/前置詞の格支配を理解し,ふさわしい冠詞や代名詞を選べる
第4回 Lektion 8 前置詞・再帰代名詞・再帰動詞/再帰代名詞,再帰動詞/「〜に関心がある」などの表現ができる
第5回 Lektion 9 分離動詞・非分離動詞・zu不定詞・従属の接続詞/分離動詞と非分離動詞/分離動詞と非分離動詞を見分けて,ふさわしい人称変化ができる
第6回 Lektion 9 分離動詞・非分離動詞・zu不定詞・従属の接続詞/zu不定詞,従属の接続詞/定動詞後置を理解し,二つの文を接続できる
第7回 Lektion 10 動詞の3基本形(I)・過去形・現在完了形/動詞の3基本形(I),過去形/過去の出来事について表現できる(書き言葉を中心に)
第8回 Lektion 10 動詞の3基本形(I)・過去形・現在完了形/現在完了形/過去の出来事について表現できる(話し言葉を中心に)
第9回 Lektion 11 3基本形(II)・受動態/3基本形(II)/分離動詞・非分離動詞の3基本形を作ることができる
第10回 Lektion 11 3基本形(II)・受動態/受動態/「〜される」という受け身の表現ができる
第11回 Lektion 12 形容詞の変化・比較・関係代名詞/形容詞の変化,形容詞・副詞の比較変化/「…よりも〜だ」,「もっとも〜だ」という表現ができる
第12回 Lektion 12 形容詞の変化・比較・関係代名詞/関係代名詞/関係文を用いて,先行詞を修飾できる
第13回 ステップアップ 接続法/接続法第I式/間接話法を表現できる
第14回 ステップアップ 接続法/接続法第II式/非現実話法を表現できる
第15回 期末試験/試験問題の出題意図の解説

※履修学生の理解度によって,進度を適宜調整する。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。