山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 社会と法
時間割番号 CASK02
担当教員名 澁谷 彰久
開講学期・曜日・時限 前期・月・II 単位数 2
<対象学生>
全学部生
<授業の目的>
この科目は「連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)」です。

この授業は、全ての学部の学生を対象に、法的なものの考え方「リーガル・マインド」を身につけることを目的とする。多様な職種に就く本学の学生は、社会の様々な課題の背後にある法律問題を理解する必要がある。法制度や法律の基礎を学ぶためには、難しい法律用語からだけでけではなく、分かり易い具体例や身近な問題を題材にして講義を行う。
<到達目標>
(知識・理解)
法的なものの考え方を通し、地域や社会の課題について考えることができる。
(思考・判断・表現/思考・技能・実践)
法的なものの考え方を修得し、論理的・客観的な思考方法を身につけることができる。
(態度・志向性)
法的なものの考え方から、自分自身の大学生活や学習の指針とし、自己を見つめなおし、社会との関係性と自分の考えを持つことができる。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー(能力・資質)>
No.コンピテンシー(能力・資質)説明 
1汎用能力4・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
25・問題解決力課題設定力課題を明らかにし、解決すべき「問い」を立てることができる。
<授業の方法>
※今年度はすべてオンライン授業内で行います。指示に従い、GoogleClassroomを登録してください。レジュメに従った講義形式で行う。また、判例や実際の紛争事件によるケーススタディを通じて実社会での法の考え方について学び、対話形式での質疑応答や議論を授業の中で取り入れる。
<成績評価の方法>
(知識・理解)
レポート課題(60%)
評価においては、1.事例について法的問題を適切に指摘できているか、2.適切な法律の条文が指摘できているかを重視する。
(思考・判断・表現/思考・技能・実践)
講義中の討論における意見発表の内容等(20%)
(態度・志向性)
講義中の討論における意見発表の内容等(20%)
<受講に際して・学生へのメッセージ>
はじめて法律を学ぶ学生を学部を問わず歓迎します。法のオモシロさを感じられる講義を目指したいと思います。まったく法律を学んだことの無い学生でも大丈夫です。
<テキスト>
  1. 毎回、レジュメを配布しますので教科書は指定しません。
<参考書>
  1. 講義内で指定または紹介します。学習用六法(出版社等は問わないが最新のもの)を持っている学生は持参してください。有斐閣のポケット六法は生協で買えます。六法無くても授業は受けられます。
<授業計画の概要>
1  イントロダクション(法て何?・なんか役に立つ?・法律はじめの一歩)
2  消費者被害にあったらどうする?(悪徳業者と戦う方法)
3  バイト先でお皿を割ったら弁償する?(損害賠償法その1)
4  原子力発電所の責任は問えるか?(損害賠償法その2)
5  内定取り消された!どうする?(就職活動と労働法)
6  お金無いので誰か貸してくれませんか?(借金の法律問題と保証債務)
7  わたしたち結婚します!(民法から考えるカップル婚と家族法)
8  お前は勘当だ!と言われたけど(扶養の義務と成年年齢)
9  私は誰?ここは何処?おばあちゃんを見守る法(認知症と成年後見法)
10 赤ちゃんに値段をつけられますか?(代理母契約と生殖医療)
11 スマホを見ていただけなのに!(個人情報とGAFA規制法)
12 自動運転車の交通事故は誰の責任か?(AI時代の法)
13 レポートをコピペしたらなぜダメなの?(著作権法とフェアユース) 
14 コロナ時代の社会と法
15 復習と補習

※すべてオンライン授業で行います。指示に従い、GoogleClassroomを登録してください。  クラスコード:  ukuujba
※受講生の到達度により内容を変更することがあります。
また、学事日程が変更されることが予想されるので、状況に応じた講義内容となります。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
教員の資格・職業・実務経験:
三菱銀行(現三菱UFJ銀行)勤務(1980〜2009年) 詳しくは以下のHPの経歴を参照されたい。
具体的な教育方法:
・企業・看護・福祉の実務や最新の動向と法理論の関係を分かり易く解説する。
・弁護士や実務家を講義内にゲストスピーカーとして呼び、実務上の課題について議論をする。