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授業科目名 社会と政治
時間割番号 CASK01
担当教員名 申 龍徹
開講学期・曜日・時限 後期・月・II 単位数 2
<対象学生>
全学部生
<授業の目的>
この科目は「連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)」です。

この授業は、社会制度としての「政治」の意義と役割について考える科目である。社会制度として政治が生まれ、どのように変化してきたのかを歴史の中から学ぶとともに、現在の社会における様々な政治課題について理解を広げることが目的である。例えば、なぜ政治的無関心が生まれるのか、政務活動費の何が問題なのか等々、講義では新聞などのマスメディアが報道する多様多種の政治課題やその解決に向けた政治的な活動の中から事例を取り上げ、その利害関係を分析・理解する能力を伸ばす。
<到達目標>
(知識・理解)
1現代社会における政治の役割と政治のあり方について理解できる。
2政治の善し悪しは、政治家ではなく、有権者の意志と行動に関連していることが理解できる。
(思考・判断・表現/思考・技能・実践)
・当事者意識の芽生えにより、地域社会の政治のあり方を真剣に考え、行動できる。
(態度・志向性)
・地域社会の構成員として政治とのかかわり方について認識できる。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー(能力・資質)>
No.コンピテンシー(能力・資質)説明 
1教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
2様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
3汎用能力2・情報リテラシー情報選択力収集した文献や資料から、適切な情報を選択し、活用できる。
45・問題解決力課題設定力課題を明らかにし、解決すべき「問い」を立てることができる。
<授業の方法>
★注意
・この講義は、オンラインによるリアルタイムの遠隔講義で行う。
・授業の構成は、「講義(60分)+質疑応答(30分)」で構成する。以下参照
1オンライン講義について
・大学推奨のGoogle Classroom & Meetを利用したオンライン講義
・大学のGoogle mail画面の右上のアプリアイコンをクリックして、画面一番下のClassroomを開く
・Googleクラスルームにアクセスします。アクセスしたら、右上の「+」ボタンを押す。
・初めてアクセスした場合は、教師か生徒か?という確認が出てくるので、「生徒」を選ぶ
・クラスコードを入力する画面が出てきたら、下のクラスコードを入力
「社会と政治」(担当:申龍徹)
・クラス コード v55bmv4
・Meet のリンク https://meet.google.com/lookup/ctno5yba7j
・参加したいクラスが一覧に追加されれば、クラスへの参加は完了
2その他
・出席/コメントなどの参加度(50%)、レポートの提出(50%)による絶対評価
・講義レジュメや参考資料などは、事前にClassroomにアップする。
・質問などはClassroomで投稿するか、メールで問い合わせる。

【授業外の学習】
・事前学習について・・・・・各回の講義テーマについて、webやマスコミなどを利用して検索ないしニュースを視聴すること。特に、時事的なテーマに関しては、関心を持ってノート整理を行い、講義中に活用すること。
・事後学習について・・・・・図書館の資料を活用し、講義で扱ったテーマや内容をより自発的に調べ、理解すること。特に、用語や概念については、専門辞書や専門書を確認して、ノート整理を行い、れぽーとの作成等に活用すること。
<成績評価の方法>
(知識・理解)
・社会一般で使われている政治に関連する専門用語を熟知しており、文書の中でうまく表現できる。
(思考・判断・表現/思考・技能・実践)
・地域社会の中で政治活動における利害関係が把握でき、課題と解決方法についての論点整理ができる(レポート、50%)
・レポートは、課題を指定した「課題レポート」(6000字程度)のPDFファイルでの提出を求め、評価する(50点)。11月中旬ごろ、課題を提示し、12月末頃に提出する。
(態度・志向性)
・政治の社会的役割を理解し、地域社会の政治課題について関心をもって理解しようとする(参加度・コメントなど、50%)
・毎回、出席及び参加度を確認するために、講義中に質問票を投稿するので、答えを書いて講義時間内で投稿することが求められる(質問票1回@3点@15回=45点+参加態度(5点)=50点)。講義時間を過ぎての投稿や質問に対する答えが不備の場合には減点する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
・社会一般における政治課題について考える授業であり、一方的な講義よりは受講生との質疑応答を重視する。

・地域社会の政治や時事問題に関心のある学生の積極的な参加を期待する。また、政治学や行政学などの関連科目の受講を勧める。
<テキスト>
  1. 指定しない。毎回、レジュメを配布する。
<参考書>
  1. 必要に応じて随時配布する。
<授業計画の概要>
(1)イントロダクション:社会と政治への招待
(2)政治の役割、政治のない世界を想像できるか
(3)伝統社会における政治の役割
(4)福祉国家の形成と見直し、国家と市場の関係
(5)自治と政治、中央集権システムと地方分権システム
(6)政治的無関心、その原因と影響
(7)国会と国会議員、国民代表と利益代表のジレンマ
(8)政治リテラシーとシティズンシップ、欧州の経験から
(9)政務活動費の問題、民主主義のコスト
(10)政治家と行政官の関係(政官関係)、忠誠と反逆
(11)予算と政治、予算の構成と策定プロセス
(12)選挙制度、公職選挙法の仕組みと内容
(13)戦後における日本政治の特徴
(14)国際政治の変化、国家的公共性から市民的公共性へ
(15)公共政策と政策決定

*講義の内容や順番については、前後する場合がある。その際には、事前に予告する。