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授業科目名 現代日本の法と政治
分類社会科学
時間割番号 CAS035
担当教員名 藤原 真史/若生 直志
開講学期・曜日・時限 前期・木・I 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
 普段、あまり意識することはないかもしれないが、私たちの日々のくらしは、法や政治とさまざまなかたちで関わり合っている。本講義では、法律学と政治学の基礎的な知識の習得を通して、複雑化する現代の社会が抱える諸課題や日本社会のあり方を多面的・多角的に捉える力の涵養を図る。
 なお、一部の授業回で、授業内容に関連して地域(山梨)の事例も取り上げる。

※「地域課題・共通科目」及び「未来創造・共通科目」
<到達目標>  到達目標とは
・法律学の基礎的な知識を身につけ、法が社会で果たしている役割を理解し、具体的事象について法学の観点から説明できること。
・政治学の基礎的な知識を身につけ、日本政治の現状や課題について政治学の観点から説明できること。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー(能力・資質)>
No.コンピテンシー(能力・資質)説明 
1教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
2様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
3批評力学んだ内容を自らの言葉で的確に論評・伝達できる。
4汎用能力4・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
<授業の方法>
・講義形式で行う。
・オンライン授業で実施する。ライブ型を基本としつつ、レジュメ等の配布やリアクションペーパー・レポートの提出などでオンデマンド型も併用する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 80  %法律学分野と政治学分野とで、各1本のレポート課題を課す。法律学分野のレポート課題では「法律学の基礎的な知識を習得し、法の役割や具体的事象における法的論点を捉えることができているか」を、政治学分野では「政治学の基礎的な知識を習得し、日本政治の現状や課題について捉えることができているか」を確認する。 
2受講態度 20  %授業で講じた論点や話題等を理解したり論理的に捉えたりすることができているか(リアクションペーパーを課す(複数回))。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 社会科学では、その対象である社会への関心が不可欠です。日頃からテレビ・新聞報道などに関心を寄せて、社会的事象に対し自身の見解を持つようにしてください。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 池田真朗 [ほか] 編集代表, 法学六法 '21, 信山社, ISBN:4797257512,
    (2020年出版)

  2. 吉田利宏著, 法学のお作法, 法律文化社, ISBN:4589036959,
    (2015年出版)

  3. 上神貴佳・三浦まり(編), 日本政治の第一歩, 有斐閣, ISBN:4641150540
<授業計画の概要>
第1回 ガイダンス
第2回 法とは何か
第3回 法の種類や体系
第4回 法解釈の方法
第5回 裁判の仕組み
第6回 民事訴訟
第7回 刑事訴訟
第8回 前半のまとめ
第9回 日本の行政、地方自治(山梨を事例に)
第10回 日本の国会
第11回 政治と参加、選挙(山梨を事例に)
第12回 政治と団体
第13回 政治とメディア
第14回 政治体制
第15回 後半のまとめ

※法律学分野は若生が、政治学分野は藤原が担当する。
※授業進行の都合等により、事前に周知した上で順番が前後する場合もある。