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授業科目名 ボランティアとサービスラーニング
分類・系統社会科学 国際交流系
時間割番号 CAS028 A
担当教員名 大和田 浩二
開講学期・曜日・時限 前期・月・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
ボランティア活動と、その大学における実践とも言えるサービスラーニングの考え方の理解とその実践活動にあたってのコミュニケーション能力の向上、人と人とを結び合わせるファシリテーション能力を、講義とワークショップ及び演習を通して自ら学び取り、これによって生み出される実践から、主体的に創り出す自分自身の将来と、地域としての魅力ある山梨の創造を目指す
※「地域課題・共通科目」及び「未来創造・共通科目」となります。
<到達目標>  到達目標とは
・ボランティアとサービスラーニングの意味と社会における必要性を理解する。
・このために周囲とのコミュニケーション力、それを活性化するファシリテーション能力を身に着ける。
・上記を基に山梨の地域社会を理解し、専門知識の地域への還元実行力を身に着ける。
・以上のことが本学において実施されているかを批評的に調査・評価し、教授・学生に様々な方法により行動促進する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー(能力・資質)>
No.コンピテンシー(能力・資質)説明 
1教養批評力学んだ内容を自らの言葉で的確に論評・伝達できる。
2地域理解自らの生活の場である地域の特色・課題を説明できる。
3汎用能力1・コミュニケーションスキル討議力他者の意見を的確に捉え、理解の深まりや内省につながる対話ができる。
42・情報リテラシー情報倫理力情報を倫理的、合法的に収集・活用できる。
<授業の方法>
講義とワークショップ形式の参加型学習方式で授業を進める。黙って受身で講義を聞くだけでなく、自分から他者に向けて発言し、行動することが求められる。場合によってグループを組み、積極的にその中で発言し、行動することが求められる。
アクティブラーニングの方針を基本とするため、授業に先立つ自身での研究とレポート・発表が課せられ、評価の対象となる。CNS・Moodle・Zoomを用いた複合型のリモート授業が基本となるので、使用方法やパソコンの扱いに慣れておくこと。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 30  %授業で学んだこと、また自らが学び取ったことが自分の言葉で表現できているかをレポート形式で問う 
2小テスト/レポート 40  %予習による授業開始時、また体験授業等の終了後に提出するレポート等の内容 
3受講態度 15  %積極的な受講姿勢 
4発表/表現等 15  %授業およびこれに関連する事柄への前向きかつ積極的な態度 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
多様なボランティア活動とサービスラーニングについて、その実例を参考にしながら、ボランティア活動とサービスラーニングの現代の社会に果たす役割、これらの活動に参加する人々が受ける影響について学ぶ。これを踏まえた上で、実際のボランティア活動やサービスラーニングに参加する心構えと、準備と、その活動先の実際を学び、活動への参加に備え、実際の活動を自分自身で体験する。講義、ワークショップ、演習形式の授業を織り交ぜながら進める。授業予習の目的も持つレポートが複数回課せられるので、これを理解して履修すること。
リモート授業が基本となるので、CNS・Moodle・Zoomやパソコンの扱い、Wifiの環境設定に注意すること。対面授業については、受講生の状況を聞いた後に設定する。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 必要に応じて授業中に指示
<授業計画の概要>
授業は基本的に1コマごとのテーマを扱うが、授業の主題は一貫したものである。
コロナ等感染症流行の状況にもよるが、本授業は基本的にTeamsやZoomを用いたライブ、MoodleやCNSを用いたオンデマンド、大学における対面授業を組み合わせたいわば超ハイブリッド形式にて行う。何を用い、何を準備するべきかは必ず授業前に受講者に連絡し、例えば事情により対面授業に参加できない場合も、リモートによる代替方式を極力提供する。
1.オリエンテーション、コミュニケーションの導入
2.対面関係におけるコミュニケーションの重要性
3.ボランティアの歴史とその現代的意味
4.グループにおけるコミュニケーションの重要性
5.サービスラーニングの現代的意味、特に大学における重要性
6.ボランティア活動の多様な側面(1)(災害ボランティア・1)
7.ボランティア活動の多様な側面(2)(災害ボランティア・2)
8.ボランティア活動の多様な側面(3)(福祉の考え方と福祉ボランティア)
9.ボランティアとサービスラーニングの現場理解(1)(偏見と差別の克服)
10. ボランティア活動の多様な側面(4)(国際ボランティア・1)
11. ボランティア活動の多様な側面(5)(国際ボランティア・2)
12. ボランティアとNPOの関係
13. ボランティアとサービスラーニングの地域における演習
14. ボランティアとサービスラーニングの現場理解(2)(人の死と生)
15. 全体のまとめと今後の実際の活動に向けて(授業内レポート)
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
青少年教育団体(YMCA)の専門職員の経験者が教授に当たり、様々なボランティアとサービスラーニングの実践及び指導の実践、また社会との関係を授業に反映する。
実習・演習において、外部の実務経験指導者の直接・関節の指導を受けることにより、実務経験の実際を学ぶ。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。