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授業科目名 フューチャーサーチ
分類・系統社会科学 社会系
時間割番号 CAS020
担当教員名 大山  勲/澤 伸恭/渡辺 喜道/今井 久/杉山 歩
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
やまなし未来創造教育プログラム科目のため、当該プログラムに関係する県内の大学に在籍する1、2、3、4年生。
※定員80名
<授業の目的>
 地域に関するプロジェクトの企画・実施などを通じて、地域が抱える問題を把握し、その解決の糸口を探ることができる思考方法、活動方法を実践的に学ぶ。
 各種の学問分野の専門的な知識やスキルの向上というよりも、キャリア教育の一環として、プロジェクトを通じて、実際の仕事や企業を知ることで、将来のキャリアデザインに活かすことを目的とする。
 企業・団体等と学生の協働により地域における実際のプロジェクトに参加することを通じて、地域や自らの未来とその可能性について考え、それを活動に結び付けられる能力を養う。
 あわせて、現代の市民社会、コミュニティの中に自分を位置づける能力を養うことで、未来の社会の変化に対し自分で自分を育てていける能力を養う。

※この科目は、「地域課題・共通科目」及び「未来創造・共通科目」です。
※この科目は、山梨大学及び山梨県立大学の大学間連携における合同集中講義です。
<到達目標>  到達目標とは
・地域が抱える問題を把握し、その解決策を立てることができる。
・得られた知識を将来のキャリアデザインに活かすことができ、自分で自分を育てていくことができる。

※本科目は、学位授与方針(DP)で求められる教養の「地域理解」「コミュニケーション・スキル」「論理的思考力」「問題解決力」に対応している。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー(能力・資質)>
No.コンピテンシー(能力・資質)説明 
1教養地域理解自らの生活の場である地域の特色・課題を説明できる。
2汎用能力5・問題解決力課題設定力課題を明らかにし、解決すべき「問い」を立てることができる。
3計画力課題の解決に向けた実現可能な計画を具体的に立案できる。
4実行力計画に従って解決に取り組むことができる。
<授業の方法>
 本科目は、学生が主体的に学ぶ科目である。
いくつかのプロジェクトが示されるので、受講学生はその中から1つを選択して参加し、その活動を通じて種々のことを学ぶ。
 プロジェクト例は下記の通り。
・地元企業の魅力発見及び情報発信プロジェクト
・地元企業の新規事業創出・新商品開発プロジェクト
・地元自治体の地域資源活用やまちづくりのプロジェクト
など

※各プロジェクトによって実施時期や方法が異なる。
オンライン「ライブ型」と対面「面接型」で行う。
面接型で行う場合は
・マスクを着用、対人距離1m以上、定期的な換気、授業前後の手洗い・手指消毒
を徹底する。

 詳細は、4/27 18時から開催予定のマッチング会にて説明するので、履修希望者はこれに必ず参加してください。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 40  %レポート:課題に対してどのように調査・解析・考察を行い、自分の考えをまとめることができているかを、「地域理解」「問題解決力」の視点で評価する。 
2受講態度 20  %ディスカッションなどを通じて、プロジェクトにどのように主体的に関与できているかを、発言内容、発言回数などで評価する。。 
3発表/表現等 40  %成果発表(2月に開催予定)において、自分の成果を適切に表現できているか、自分の将来に役立てる能力が身についているかを評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 本科目は、実際のプロジェクトを通じて、地元事業者等との協働により目標に向けて主体的に取り組んでいくための実践力の強化を図ることを目的としている。
 従来のインターンシップが「職業」体験であるのに対して、本科目は将来に向けた「プロジェクト」を事業者と共有しそれを創り上げていくためのプロセスを体験するものである。
 特に、起業や新規事業化に興味・関心を持つ学生にとっては、実際のプロジェクトを進めていくためのプロセスや、それを推進する事業者の想いや将来へのビジョンに直接触れることの出来る貴重な機会でもある。
 なお、やまなし未来創造教育プログラムで提供されている他の科目を合わせて受講することが望ましい。
 履修者は、原則として学生保険に加入するものとします。詳細はCNS等にてお知らせいたします。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. プロジェクト毎に指示する。内容を、授業時間外に予習・復習することを課す。
<授業計画の概要>
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■重要!
プロジェクトのマッチング会を行います(2021年度は4月27日(火)18時〜21時を予定)
履修希望者はこれに必ず出席してください。

本科目の履修申告は5月上旬の予定です。詳細はマッチング会の時に連絡します。またCNSの掲示にも注意してください。
(山梨県立大学の学生は県立大学に履修登録をします。県立大学からの連絡を確認してください)

マッチング会の詳細は、未来計画研究社のWebサイト
https://miraiken.yamanashi.jp/ に掲載します。
CNSにも全学向けに掲示する予定です。
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□授業計画の概要
第1回 キャリアデザイン概論
 「デザイン思考」の方法を理解し、キャリアデザイン・ソーシャルデザインを学ぶ。
第2回 ワークショップ
 ワークショップによりプロジェクトに主体的に参加するための意識を醸成する。
第3回 マッチング
 本授業科目の目的、全体スケジュール及び実施プロジェクトについて解説し、参加プロジェクトを決定する
第4回 共感
 参加プロジェクトの概要や事業者の想いなどへの理解・共感を深める。
第5回 目的の共有
 プロジェクトの目的・目標を共有する。
第6回 課題の整理
 今後プロジェクトを実施する際に想定される問題点や課題を整理する。
第7回 アイデア出し
 プロジェクトの目標に基づいて、課題解決に向けたアイデア出しを行う。
第8回 アイデアの絞り込み
 アイデアの中から最適解の絞り込みを行う。
第9回 計画の策定
 「デザイン思考」の適用として、上記のアイデアに基づく実施計画を策定する。
第10回 実施準備
 計画に基づいて、事業者などとの協働により取組の実施準備を行う。
第11回 プロジェクトの実施1
 地域課題に実践的対処するための汎用的能力を高め、プロジェクトを実施する(その1)
第12回 プロジェクトの実施2
 地域課題に実践的対処するための汎用的能力を高め、プロジェクトを実施する(その2)。
第13回 プロジェクトの実施3
 地域課題に実践的対処するための汎用的能力を高め、プロジェクトを実施する(その3)。
第14回 評価
 目標に照らし合わせてプロジェクトの実施結果を評価する。
第15回 検証
 評価結果に基づいて、問題点や改善点などを整理する。
発表
 全プロジェクトの成果発表を行い、取組の成果を共有するとともに、自己のキャリアデザインに反映させる。

※グループワークで行います。
※実施時期は、各プロジェクトにより異なります。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
本授業は地元企業や自治体・団体のプロジェクトに参加するものであり、実務経験者が指導する実践的教育で構成された授業である。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。