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授業科目名 経済学の目で見ると
分類・系統社会科学 社会系
時間割番号 CAS002
担当教員名 宇多 賢治郎
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
全学部、全学年
<授業の目的>
教養科目(Liberal Arts)として「経済」を「学」ぶため、これまでに学習してきたであろう「情報」と講義で紹介する「多様な知識」を組み合わせ、「批評力」を以て突き詰めて考え、「知識」に変える過程を示す。
また、本講義は「地域課題・共通科目」及び「未来創造・共通科目」であり、本講義の内容を踏まえ、山梨の歴史を検証することも行う。
<到達目標>  到達目標とは
本学が「学位授与方針」(DP)で定めている「論理的思考力」を身につける。そのため、以下のように講義を行う。
専門分野の知識をただ暗記し、教養教育によって培われる「多様な知識」と「批評力」を軽視することの危険性を示す。
「多様な知識」の結びつき、また自身の経験との「結びつき」の重要性を示す。
一般論としての社会や経済に対する理解、地域理解、異文化理解の共通点と相違点を示し、それらの類似性、共通点に気づかせる。
自身の生活の根幹に影響を及ぼす重要な事象に、関心が向かなくなることの危険性に気づかせ、教養の必要性、考慮の重要性を再認識させる。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー(能力・資質)>
No.コンピテンシー(能力・資質)説明 
1教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
2様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
3批評力学んだ内容を自らの言葉で的確に論評・伝達できる。
4汎用能力4・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
<授業の方法>
 授業方法は、以下のどちらか、または混合形式で行う。
 状況を踏まえて判断するため、CNSの案内を確認すること
・Teamsを使ったライブ型
・教室での面接授業型
 教室ではマスク着用、1m以上離れての着席、定期的な換気、入退出時の消毒を行うこと
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %何を主張したかではなく、培った知識を基に、情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明していること。 
2小テスト/レポート 30  %講義内容を踏まえ、論理的に推理できていること。 
3受講態度 30  %他の生徒の受講する権利を守るため、講義を妨げる行為に対しては厳重に対処する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
教養科目の重要性を理解してもらい、見過ごしてしまうものごとできごとに興味をかきたてる内容を目指しています。また、ただ聞くだけでなく、これまで学んだことと組み合わせて「推す」ことの必要性を感じさせる講義を行うようにします。そのため、聞く側の姿勢、積極性も必要となります。そこで、まずは自身の専門性や知識に対するこだわりを捨て、柔軟な姿勢で受講することを求めます。また中学レベルでよいので、日本史(大政奉還前まで)の復習をしておくことを勧めます。

このような内容から、「合わない」と感じる人も出るかと思います。その場合は無理をなさらず、「自身に合う授業」を受講することを勧めます。
<テキスト>
  1. なし。また、配布物は最低限とする。
<参考書>
  1. 随時、紹介する。
<授業計画の概要>
講義では、テーマを設け、それに合うスライドを映し、映した内容に関する余談も交えながら、説明をする。
 基本、以下のように進める。ただし、受講者の理解度や時事問題など、その時の状況にあわせ、内容を調整することがある。
第1回.科学
第2回.教育
第3回.専門
第4回.教養
第5回.「くらしを支える税」(外部講師招聘)
第6回.税金
第7回.財政
第8回.経済
第9回.社会
第10回.見えざる手
第11回.夜警国家
第12回.経済の知識を踏まえ、日本史を見ると
第13回.経済の知識を踏まえ、山梨史を見ると
第14回.経済の知識を踏まえ、武田史を見ると
第15回.まとめ
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
税務署の方に、「くらしを支える税」という題で、現場の話を交え、税金の話をしていただく。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。