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授業科目名 不登校事例を通して学ぶ発達臨床心理学
分類健康福祉
時間割番号 CAH029
担当教員名 若本 純子
開講学期・曜日・時限 前期・水・II 単位数 2
<対象学生>
不登校事例を扱います。心理面で苦痛を感じるかもしれない方は受講を控えられた方がよいかもしれません。
<授業の目的>
この授業では,不登校事例の検討を通して,発達臨床心理学の考え方や支援のあり方について学ぶことを目的とします。
<到達目標>  到達目標とは
(1)発達臨床心理学的支援の基盤となる学問的背景について理解している。                                 (2)不登校のさまざまな支援方法のうち,発達臨床心理学的支援の特徴や独自性について理解している。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー(能力・資質)>
No.コンピテンシー(能力・資質)説明 
1汎用能力1・コミュニケーションスキル口頭発表力自分の意見を、一定の論理的根拠を伴って、わかりやすく話すことができる。
22・情報リテラシー情報選択力収集した文献や資料から、適切な情報を選択し、活用できる。
33・数量的リテラシーさまざまな情報を統計学的手法などにより、数理的に表現・分析できる。
44・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
<授業の方法>
この授業は,発達臨床心理学に関する講義と,提示された不登校事例に対してアセスメントや支援計画を立てる,意見交換や共有などのアクティブラーニングとを組み合わせながら進めます。
なお,令和3年度においては,オンデマンド授業で実施します。意見交換や共有などは受講生から提出された資料を公開する形で行います。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %授業目的や到達目標はクリアできているか 
2小テスト/レポート 30  %小レポートや毎回のリフレクションシートにおける授業理解の程度 
3受講態度 30  %個人での事例検討やグループでの意見交流にどの程度真剣に取り組んでいるか 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
この授業では,講義だけではなく,個人での演習,他者の異なる意見を共有しながら再考するといった活動を求めます。また,自分自身やきょうだいなどに不登校経験がある場合,辛い気持ちになることがあるかもしれません。それらに苦手がある方は受講を控えていただくようお勧めします。                                                            なお,この授業は2020年度前期(火1)開講の「臨床心理学を学ぶ」と一部内容が重複しています。履修の際にはご注意ください。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
受講者の関心や授業の進捗によって授業内容を変更する場合があります。
1. オリエンテーション・不登校とは何だろう?
2. いま不登校支援はどのように考えられているのか?
3. カウンセラーってどんな人?:発達臨床心理学的支援の特徴?
4. 支援は2段階で行われる:発達臨床心理学的支援の特徴?
5. 予防と早期発見・早期介入が肝:発達臨床心理学的支援の特徴?
6. 子どもに対する発達臨床心理学的支援特有の視点
7. 事例A:個人演習とペアでの話し合い
8.   同:グループワーク,発表
9.   同:解説と小レポート
10. 事例B:個人演習とペアでの話し合い
11.  同:グループワーク,発表
12.  同:解説と小レポート
13. 事例C:個人演習とペアでの話し合い
14.  同:グループワーク,発表
15.  同:解説と小レポート"
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
学校等子どもの現場においてカウンセリングやコンサルテーションの経験があります。授業で用いる事例も,実際にあった支援過程を少し改変したものです。