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授業科目名
担当教員
代数学
小須田 雅
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TPT001 2 (未登録) 2 前期 V
[概要]
数学において基本的な概念の一つである「群」の基礎を学習する。抽象度の高い内容となるが、多くの具体例に触れ、実感を伴いながら内容を理解することに重点をおいて授業を行う。また、群論を通して抽象概念を考えることの重要性を認識し、抽象的な議論に慣れることで、高校教員として必要な数学的素養を高める。
[具体的な達成目標]
・群を始めとする抽象的な概念の定義を述べ、例を挙げることができる。
・群に関する初歩的な命題を証明し、他人に説明することができる。
・同値関係による類別や剰余群について理解し、説明することができる。
[必要知識・準備]
線形代数学の知識を前提とする。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %基本的な知識、計算技術を評価する。 
2小テスト/レポート 40  %基本的な知識、計算技術に加えて、命題を証明する力を評価する。 
3発表/表現等 20  %課題の発表などを通して、他人に説明する力を評価する。 
[教科書]
  1. 野崎 昭弘, なっとくする群・環・体 (なっとくシリーズ), 講談社, ISBN:4061545728
[参考書]
  1. 浅野啓三・永尾汎, 群論, 岩波書店, ISBN:4007301077
  2. 代数学の基礎, 岩永恭雄著, 日本評論社, ISBN:4535601399
  3. M. A. アームストロング, 対称性からの群論入門, 丸善出版, ISBN:4621061623
  4. 新妻弘・木村哲三, 群・環・体入門, 共立出版, ISBN:4320015959
[講義項目]
第 1回 集合
第 2回 写像と関数
第 3回 初等整数論
第 4回 合同と変換
第 5回 変換と同値関係
第 6回 置換群と同値関係
第 7回 群の理論
第 8回 部分群
第 9回 正規部分群
第10回 剰余群
第11回 準同型写像
第12回 準同型定理
第13回 直積
第14回 位数の小さな群
第15回 まとめと展望
定期試験
授業の進行度や履修者との相談により、講義項目の内容を変更することがある。
[教育方法]
基本的に講義形式で授業を行う。
定期的に演習の時間をとり、手を動かして計算してもらう機会を設ける。
受講者による発表する機会を設ける。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
受講者と相談の上、講義内容を変更することもある。