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授業科目名
担当教員
メカトロニクス工学実習I
寺田 英嗣/平 晋一郎/石田 和義
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TJM118 2 (未登録) 1 後期 III-IV
[概要]
技術者・研究者が新たな製品の設計・開発・製作に取り掛かるとき,機械工作の基本を熟知していると大変有益である.そこで本科目では,基本的な機械加工からCAD/CAMを用いた最新の加工まで幅広い実習に取り組み,各種機械工作法の概要を理解し加工技術・技能の習得に努める.
[具体的な達成目標]
簡単な機械図面の読み書きができ,各種工作法の原理などをある程度理解したうえで,各種工作機械の基本操作ができること.
実習内容を他者に説明することができ,さらにはそれらをまとめた報告書を作成する能力を身に付ける.
[必要知識・準備]
実習では各自が工作機械を実際に操作するため,不注意な行動は大きな怪我につながる可能性があり厳に慎むこと.受講時の着衣についてはとくに定めないが,動きやすく,よごれてもよいもの,なおかつ機械の回転部などに巻き込まれる恐れのないものを準備しておくこと.長髪の者は,帽子をかぶるか髪を束ねること.やけどや切り屑による怪我防止のため,夏場であっても胸元の開いていない長袖上着と長ズボンを着用すること.また,落下物などによる怪我を避けるため,必ず靴を着用すること.サンダルや下駄などを履いたままの受講は絶対に認めないので注意すること.その他必要な事項についてはガイダンスで説明するので,必ず出席すること.ガイダンス開催日時等はCNSに掲示するので留意しておくこと.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 55  %授業理解力,日常的勉学努力,自発的勉学,情報収集/整理力,表現力,論理的思考能力 その他 
2受講態度 45  %実技作業状況を評価,なお欠席及び授業態度不良の場合は減点する. 
[教科書]
  1. 藤本 元/御牧 拓郎(監修)、植松 育三/高谷 芳明/深井 完祐(共著), 初心者のための機械製図, 森北出版, ISBN:9784627664333
  2. 吉澤 武男(編著)、堀 幸夫/富家 知道/蓮見 善久/中島 尚正/村上 存(著), 新編JIS機械製図, 森北出版, ISBN:9784627661141
[参考書]
  1. 大西 清, JISにもとづく機械設計製図便覧, 理工学社, ISBN:9784844520245
[講義項目]
第1回 ものづくり基礎講義および基礎製図
第2回 加工法の基礎講義
第3回 製図の基礎講義(線と文字,寸法線含む)
第4回 平面図形の製図
第5回 投影法と空間図形の表現(三角法,断面図含む)
第6回 空間図形の製図
第7回 中間評価(総括とまとめ)
第8回 旋盤実習(1)(基礎的な使用法の修得)
第9回 旋盤実習(2)(工作精度に関するスキルアップ)
第10回 フライス盤実習(1)(基礎的な使用法の修得)
第11回 フライス盤実習(2)(工作精度に関するスキルアップ)
第12回 穴加工実習
第13回 溶接実習
第14回 NC工作機械実習
第15回 評価(総括とまとめ)
[教育方法]
・各実習課題ごとのグループに分かれ,指示された場所で受けさせる.
・各実習では,各自が工作機械などを使って,与えられた製作課題に取り組むように主担当指導員が指導する.
・実習後は,与えられた課題の内容,工作機械とその操作方法の概要,製作結果等について正確に記述された報告書を作成し提出する.
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
機械設計の実務経験者が図面指導を実施する.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
本実習は,全ての課題について出席とレポート提出が義務づけられている.やむを得ず欠席する場合は,補講を必ず受けなければならない.
※授業実施の様態は,原則として以下の通りです.
 ・機械加工実習:対面
 ・機械製図実習:オンライン(ライブ型)