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授業科目名
担当教員
コミュニケーションI
白木 一郎
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TEE301 2 (未登録) 3 前期 IV
[概要]
理工系学生に必要な,事実・状況・意見の伝達と交換を目的とした,文章及び口頭表現の基礎を学ぶ.科学研究や技術開発においては,企画立案から世界の研究者との情報交換までのあらゆる段階で,文章及び口頭表現によるコミュニケーションが不可欠である.2年次までの実験レポート作成で培った日本語の表現力を,卒業論文作成に必要なレベルまで引き上げることを目標とする.
[具体的な達成目標]
・事実と意見を区別することができる.
・事実と意見を書き分けることができる.
・主語と述語が一貫した文章を書くことができる.
・簡潔で明快な文章とは何かを説明することができる.
・悪文を簡潔で明快な文章に直すことができる.
[必要知識・準備]
・2年次までの実験系科目を一通り履修し,レポート作成に習熟していること.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 32  %理解度確認試験(筆記試験)を行う. 
2試験:中間期 32  %理解度確認試験(筆記試験)を行う. 
3小テスト/レポート 12  %グループワークでのレポート課題を提出し,所定のレベルを達成すること. 
4受講態度 12  %毎回の授業への参加状況.欠席や真摯に取り組んでいない場合は減点される. 
5発表/表現等 12  %グループワークをまとめた口頭発表をし,所定のレベルを達成すること. 
[教科書]
  1. 木下是雄, 理科系の作文技術, 中央公論新社, ISBN:4-12-100624-0,
    (毎回の講義に必携のこと)

  2. 若林敦, 日本語作文トレーニング, 朝倉書店, ISBN:4-254-10168-6,
    (毎回の講義に必携のこと.)
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
講義項目
1.講義 オリエンテーション・授業内容紹介 事実と意見の区別(1)
2.講義 事実と意見の区別(2)
3.講義 事実と意見の書き分け(事実の記述法1)
4.グループワーク 「事実と意見」
5.講義 事実と意見の書き分け(事実の記述法2)
6.グループワーク 「文章の組み立て」
7.講義 事実と意見の書き分け(意見の記述法)
8.総括評価:中間まとめ
9.グループワーク 「パラグラフ」
10.講義 わかりやすく簡潔な表現(文の3原則1)
11.グループワーク 「文の構造と文章の流れ」「はっきり言い切る姿勢」
12.講義 わかりやすく簡潔な表現(文の3原則2)
13.グループワーク 「わかりやすく簡潔な表現」
14.講義 わかりやすく簡潔な表現(文と文とのつなぎ方)
15.総括評価:期末まとめ

到達目標
1.実例をもとに、事実と意見をかき分ける重要性を理解する
2.意見の種類(推論・予測、評価、(狭義)意見、確信)を理解し、事実とのかき分けができる
3.引用・受け身形などの事実の記述方法を理解する
4.事実と意見の意味および記述法について、ディスカッションを通してさらに議論を深め、説明できる
5.判断などの記述方法を理解する
6.レポート・論文における起承転結などの論理展開について、ディスカッションを通してさらに議論を深め、説明できる
7.断定保留や受け身形など、レポート・論文作成において気を付けるべき事項を理解する
8.(中間評価:総括・まとめ)
9.パラグラフ、トピックセンテンスについて、ディスカッションを通してさらに議論を深め、説明できる
10.文の3原則である3Cを把握し、正確な文(Correct)について理解する
11.逆茂木型の文、明確に主張する意義について、ディスカッションを通してさらに議論を深め、説明できる
12.明快な文(Clear)、簡潔な文(Concise)について理解し、逆茂木型の文章の校正方法を理解する
13.わかりやすい文章を書くために大切な事項について、ディスカッションを通してさらに議論を深め、説明できる
14.接続語句や指示語句などを用い、文と文を適切につなぐ方法を理解する
15.(最終評価:総括・まとめ)
[教育方法]
・講義・グループワーク・演習を組み合わせて進行する.
・その回の学習内容について,教科書の範囲を指定して予習と(特に)復習を求める.
・その回の学習内容を振り返って,演習書の指定範囲について毎回課題を課す.
・グループワークの進行役および書記役を交代で務めることを必須とする.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)