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授業科目名
担当教員
エンジニアリングデザインI
石井 信行/武藤 慎一
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TCE309 1 (未登録) 3 後期 IV-V
[概要]
本授業はPBL(課題解決型学習)の方法を採用し,それまでに修得した土木環境工学の知識を総合的に活用し,コストや環境に与える影響等の制約条件下で,望ましい社会基盤整備を進める計画・設計手法を学ぶことを目的とする。具体的には,道路と関連施設である橋梁に関する計画・設計の演習を行う。
[具体的な達成目標]
・社会基盤施設の計画に関する手法・法令を理解し、適用されている状況を説明できること。
・社会基盤施設を設置する地域の地理的・歴史的な背景を説明することができること。
・社会基盤施設の環境における役割を理解できること。
・具体的な地域を対象に、コストや環境への影響を考慮しながら、社会基盤施設に必要な条件を自ら設定し,計画・設計することができること。
・グループでの計画・設計作業において、他人と協力して課題を完成させることができること。
・調査・分析及び計画・設計した内容を分かりやすく説明することができること。
[必要知識・準備]
エンジニアリングデザイン入門を履修していること。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %与えられた課題に対して、グループで作成したレポートの内容を評価する 。 
2発表/表現等 50  %与えられた課題に対して、グループで発表した内容を評価する 。 
[教科書]
  1. 特になし
[参考書]
  1. 必要に応じて授業中に紹介する。
[講義項目]
第1回 ガイダンス・講義・演習(担当:武藤/石井)道路計画概論
第2回 講義・演習(担当:武藤) 交通需要予測:グループディスカッション
第3回 グループディスカッション(担当:武藤):交通需要予測(現状分析)
第4回 プレゼンテーション(担当:武藤):交通需要予測(現状分析)
第5回 グループ作業 道路ルート代替案策定(担当:武藤):発表資料・報告書の作成
第6回 プレゼンテーション(担当:武藤/石井):道路ルート代替案
第7回 グループディスカッション 道路ルート決定(担当:武藤):事業効果・損失
第8回 グループ作業 道路ルート決定(担当:武藤):発表資料・報告書の作成
第9回 プレゼンテーション(担当:武藤/石井):道路ルート決定
第10回 講義・演習 橋梁の計画・設計・建設(担当:石井)
第11回 グループディスカッション 橋梁形式代替案策定(担当:石井):地形・環境・コスト・景観
第12回 グループ作業 橋梁形式代替案策定(担当:石井):発表資料・報告書の作成
第13回 プレゼンテーション(担当:石井/武藤):橋梁形式代替案
第14回 グループ作業 橋梁形式決定・概略設計(担当:石井):発表資料・報告書の作成
第15回 プレゼンテーション(担当:石井/武藤):橋梁の概略設計
・作業の進捗状況により、授業内容の順番が入れ替わることがある。
予習:講義・演習を円滑に進めるため、課題を出すことがある。
復習:プレゼンテーションの準備のため、復習が必要となる。
[教育方法]
Zoomによるライブ型の講義および学生同士のディスカッションを行う。Zoomのミーティング情報はCNSに掲載する。

・課題に対するグループ作業を中心にして,教員はアドバイザー役になり,参加学生の主体性を尊重するようにしている。
・課題を実行するために必要な情報を提供する講義を行っている。
・講義・演習を円滑に進めるため、必要に応じて事前の予習課題が与えられる。
・課題の発表は,パワーポイント等のプレゼンテーション・ソフトを使用させている。
・発表後の質疑応答において,各教員が異なった視点から質問を行うことにより,自身の発表内容を多面的に理解できるようにしている。
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
石井は橋梁計画・設計、景観まちづくり、都市計画の実務経験を有しており、その実務経験を十分に活かしつつ、実践的教育を行います。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
(C) 専門基礎学力
 土木材料・力学一般、構造工学・地震工学、地盤工学、水工水理学、交通工学・国土計画、土木環境システムの基礎を理解して、これを説明することができる。
(E) 学習および問題解決能力
 演習科目・研究を通して、自発的・継続的に学習し、問題解決に取り組むことができる。
(G) 計画立案・管理・実行能力
 自然と調和した持続的な社会基盤整備の技術を創造・適用することができる。
(H) 目標達成能力
 自ら課題を提示し、問題の在処を明確に説明することができる。
(I) デザイン能力
 課題に対する問題解決策を提案することができる。
(J) 論理的な表現・伝達能力
 コミュニケーション能力を有し、論理的に表現することができる。
[その他]
本授業の科目は、以下のような位置づけである.
エンジニアリングデザイン入門 → 専門科目 → 「エンジニアリングデザインI」 → エンジニアリングデザインII → 卒業研究