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授業科目名
担当教員
土質力学第二
(本年度非開講)
後藤 聡/荒木 功平
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TCE213 2 CE,CL 2 後期 III
[概要]
本講義では、地盤工学の中で、地盤沈下現象や斜面崩壊現象、液状化現象などを理解するために必要となる土質力学に関する基礎知識の応用力と更なる詳細な専門的知識を身につける。
[具体的な達成目標]
「土質力学及び演習第一」で習得した基礎知識を応用して、地下水の流量、地下水位低下に伴う地盤沈下量、斜面破壊時の間隙水圧などを求めることができ、間隙水圧の上昇に伴う液状化現象などを説明できる。
[必要知識・準備]
受講していることが望ましい科目として以下が挙げられる。
・土質力学及び演習第一
・水理学及び演習第一
・構造力学及び演習第一
・応用物理学
・土木環境デザイン
・エンジニアリングデザイン入門
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %理解度と応用力を評価するために計算および記述式試験を行う。 
2試験:中間期 40  %理解度と応用力を評価するために計算および記述式試験を行う。 
3小テスト/レポート 20  %理解度と応用力を評価するために小テストまたはレポート課題を出す。 
[教科書]
  1. 安田進、片田敏行, 後藤聡, 塚本良道, 吉嶺充俊, わかる土質力学 220問, 理工図書, ISBN:978-4844606918
[参考書]
  1. 安田進、山田恭央、片田敏行, 大学土木 土質力学(改訂2版), オーム社, ISBN:978-4274216435
  2. 安川郁夫,今西清志,立石義孝, 絵とき土質力学 改訂3版, オーム社, ISBN:978-4-274-21459-2
  3. 山口柏樹, 土質力学(全改定), 技報堂出版, ISBN:4765513424
  4. 石原研而, 第2版 土質力学, 丸善, ISBN:4621049488
[講義項目]
<講義項目>
 1.ガイダンス(学習・教育目標、関連の説明、講義の進め方など)
 2.土の基本的性質に関する応用(混合土の含水比など)
 3.土の基本的性質に関する応用(物理量の間接的な算定など)
 4.土の基本的性質に関する応用(調査・試験など)
 5.土の中の水に関する応用(一様・非一様な透水層の流量など)
 6.土の中の水に関する応用(2次元地盤の透水量と水頭分布など)
 7.土の中の水に関する応用(定常・非定常な2次元透水など)
 8.中間期までの総括的解説、評価
 9.土の圧密に関する応用(地下水位の降下による圧密など)
10.土の圧密に関する応用(基礎の載荷重による圧密など)
11.土の圧密に関する応用(基礎に働く浮力を考慮した圧密など)
12.土のせん断強さに関する応用(斜面地盤内の応力など)
13.土のせん断強さに関する応用(せん断強度パラメータの導出など)
14.土のせん断強さに関する応用(液状化発生の条件など)
15.期末期までの総括的解説、評価

予習:次回の講義内容について,教科書・演習書・資料をよく読んでおくこと.
復習:授業で行った例題・演習について,自力で解いておくこと.
[教育方法]
・講義により基本的な原理等を説明し、応用問題を解くことにより理解を深める。
・動画・写真等を多用して解説する。
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
担当教員は,大手建設会社の技術者として11年間,東京湾横断道路の設計施工や各種土木構造物の技術開発に従事した。本授業科目では,土木構造物の設計・施工・維持管理等において,土質力学の重要性について講義する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
(C) 専門基礎学力
 土木材料・力学一般、構造工学・地震工学、地盤工学、水工水理学、交通工学・国土計画、土木環境システムの基礎を理解して、これを説明することができる。
[その他]
本授業の科目は、以下のような位置づけである。
応用物理学 → 土質力学及び演習第一 → 土質力学第二 
(建設工学実験II、土質工学第一、土質工学第二に関連する)