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授業科目名
担当教員
基礎物理学II
宮本 崇
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TCE107 2 (未登録) 1 後期 II
[概要]
工学を専攻する学生にとって、物理学は重要な基礎科目の一つである。講義の前半では、基礎物理学Iで学んだ力学に続いて、質点系の動力学と剛体の力学を扱う。講義の後半では、力学を基礎として物理学の基礎科目の一つである熱力学を学び,その諸概念を理解し、簡単な例について応用できることを目標とする。
[具体的な達成目標]
1.質点系の運動方程式を元に,単振動の現象を理解し、応用できる。
2.剛体の運動について基礎方程式を立て、実現象へと応用できる。
3.熱力学の第一法則を理解し,それを理想気体等の簡単な例について応用できる。
4.熱力学の第二法則を理解し、それを熱機関等の簡単な例について応用できる。
[必要知識・準備]
「基礎物理学I」の知識と理解が必要である。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %達成目標3、4について基礎的及び応用的な問題が解ける。 
2試験:中間期 50  %達成目標1、2について基礎的及び応用的な問題が解ける。 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 譽田克彦 他, 工科系の基礎物理学, 学術図書出版社, ISBN:978-4-87361-097-9
[講義項目]
力学
1.1質点系の運動方程式と単振動
2.減衰を有する単振動
3.演習:単振動の方程式の導出と求解
4.剛体のつり合い
5.剛体の運動に関する基礎方程式
6.演習:剛体のつり合いと運動
7.中間評価:力学

熱力学
8.温度と熱
9.相転移、気体の状態方程式
10.熱力学第一法則
11.演習:気体の状態方程式、熱力学第一法則
12.カルノー・サイクル、熱力学第二法則
13.エントロピー
14.演習:熱力学第二法則
15.期末評価:熱力学

予習:次回の講義内容に関する資料をe-learning上で読むこと.
復習:講義ノートや板書内容を元に講義で扱った内容を確認すること.
[教育方法]
黒板への板書形式によって講義を行い,講義ノートをe-leaningへ適宜アップロードする.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
(B) 技術者としての知的基盤の形成
 科学技術における基礎としての数学、自然科学、情報処理能力を身につけ、知的基盤を形成して、これを応用することができる。
[その他]
本授業の科目は,以下のような位置づけである.
  基礎物理学I → 「基礎物理学II」、応用物理学