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授業科目名
担当教員
物理化学第二
柴田 正実
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TAC209 2 (未登録) 2 前期 II
[概要]
概要:化学反応速度論について講義する。反応速度論は物理化学の重要な基礎の1つであるとともに、工学的あるいは実用的見地からも重要である。主な目標:(1)単純な反応を速度式で表すことができる。(2)反応速度の温度依存性を理解する。(3)速度則を利用して、複雑な反応機構を理解する。
[具体的な達成目標]
(1)反応速度式と速度定数および反応次数に関する基本事項について説明し計算でき、反応を速度式で表すことができる。
(2)反応速度の温度依存性について説明し計算できる。
(3)緩和法について説明し計算できる。
(4)定常状態の近似について説明し、反応機構の確認に応用し記述できる。
[必要知識・準備]
特になし。予習、復習をおこなうこと。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 30  %主として達成目標の(4)についての理解度を評価 
2試験:中間期 60  %主として達成目標の(1)から(3)についての理解度を評価 
3受講態度 10  %受講態度を評価 
[教科書]
  1. 中野元裕 他 訳, アトキンス物理化学(下)第10版, 東京化学同人, ISBN:9784807909094
[参考書]
  1. 反応速度論 第2版, 東京化学同人, ISBN:4807905325
  2. 冨永博夫、河本邦仁, 反応速度論, 昭晃堂, ISBN:4785621036
[講義項目]
1.概要
2.反応の進行の観察
3.反応速度式、速度定数、反応次数
4.速度式の求め方(分離法、初速度の方法)
5.項目1から4の総括、中間期の理解度評価
6.積分形速度式(1次反応)、半減期と時定数
7.積分形速度式(2次反応)、半減期と時定数
8.反応速度の温度依存性
9.項目6から8の総括、中間期の理解度評価
10.平衡に向かう1次反応
11.緩和法、
12.反応機構(素反応、逐次素反応、定常状態の近、律速段階)
13.反応機構(前駆平衡、反応の速度論的制御および熱力学的制御、1分子反応)
14.項目10から13の期末期理解度評価
15.総括と総復習
[教育方法]
・講義中には、簡単な質問をして講義内容の理解度を確認するとともに、受け身ではなく学生が積極的に授業に参加するように促す。
・講義終了15分くらい前に、簡単な演習問題を解かせ,講義内容を体得できるようにする。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)