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授業科目名
担当教員
物理化学第一
柳 博
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TAC208 2 (未登録) 2 前期 II
[概要]
物理化学は、化学を学ぶ者にとって必須な科目です。本講義は、その物理化学の中から混合物に関する熱力学について理解することが目的です。「基礎物理化学I, II」や「物理化学第二」、「基礎材料科学」や「量子化学」などと合わせて学修することで物理化学全体を学ぶことができます。
[具体的な達成目標]
1 混合物の相平衡に関する基本用語・概念を理解し、説明できる。
2 相平衡に関する基本式を誘導し、説明できる。
3 いろいろな相図について説明でき、解釈できる。
4 希薄溶液の束一的性質(沸点上昇,凝固点降下,浸透圧)を計算できる。
[必要知識・準備]
1年次の「基礎物理化学I, II」を理解していることを前提に講義を進めていく。
物理学、化学、の基礎的な知識を身につけていることが望ましい。
何事にも興味を持ち、予習と復習を忘れず、楽しく学ぶこと。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 24  %活量・吸着に対する理解度を評価する。 
2試験:中間期 56  %「混合物の熱力学的記述・溶液の性質に対する理解度」と「純物質と二成分系の相図に対する理解度」を2回に分けて評価する。 
3小テスト/レポート 20  %Moodleを用いたオンライン小テストにより、予習・復習状況を評価する。 
[教科書]
  1. P. W. Atkins J. de Paula, アトキンス、物理化学(上)第10版, 東京化学同人, ISBN:9784807909087
  2. P. W. Atkins J. de Paula, アトキンス、物理化学(下)第10版, 東京化学同人, ISBN:9784807909094
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.ガイダンス,シラバスの説明,MoodleとMediaDEPOを用い講義の進行について
2.部分モル量
3.混合の熱力学・液体の化学ポテンシャル
4.液体混合物
5.第2回から4回までのまとめおよび中間テスト
6.束一的性質
7.純物質の相図・相の数・成分の数・自由度・相律
8.蒸気圧図
9.温度組成図・液-液相図
10.第6回から9回までのまとめおよび中間テスト
11.固-液相図
12.3成分系の相図
13.活量
14.吸着と脱着
15.総括評価・まとめ
[教育方法]
講義内容を事前に公開することで講義中のノート作成の時間を省き、演習の時間を確保する。
講義の内容をより理解させるために、自宅で行う予習・復習小テストをMoodleにより行う。
講義中に解説した例題はMediaDEPOで公開し復習に活用できる。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)