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授業科目名
担当教員
有機化学第一
小幡 誠
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TAC207 2 (未登録) 2 前期 IV
[概要]
カルボニル基を有する化合物は機能性有機材料や医薬品などに多く用いられている。またカルボニル化合物への求核反応やエノラートを用いた炭素−炭素結合生成は単純な化合物から所望の有機化合物を合成する最も基本となる化学である。有機化学第一ではカルボニル基を有する化合物(アルデヒド、ケトン、カルボン酸、カルボン酸誘導体)の化学の基礎を身につける。
[具体的な達成目標]
カルボニル基の基本的な反応(求核付加反応、求核アシル置換反応、α置換反応、カルボニル縮合反応)の反応機構の理解し、カルボニル基を有する化合物の性質、合成および反応に関する問題を解くことができるようになる。
[必要知識・準備]
基礎有機化学IとIIの内容を理解していることが必要である。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %エノラートイオンを含むカルボニル基の化学に関する理解度 
2試験:中間期 40  %カルボニル基の化学に関する理解度 
3小テスト/レポート 20  %講義内容の理解度 
[教科書]
  1. マクマリー有機化学(上)、(中)、(下), 東京化学同人, ISBN:978-4807908097
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
第1回 有機化学の学習に必要な基礎的事項の確認(元素の性質、pKa、構造式の書き方など)
第2回 カルボニル基の化学1(アルデヒド・ケトンの命名法、構造と性質)
第3回 カルボニル基の化学2(アルデヒド・ケトンの合成法)
第4回 カルボニル基の化学3(アルデヒド・ケトンの反応1)
第5回 カルボニル基の化学4(アルデヒド・ケトンの反応2)
第6回 カルボニル基の化学5(カルボン酸と誘導体の命名法、構造と性質)
第7回 カルボニル基の化学6(カルボン酸と誘導体の合成法)
第8回 カルボニル基の化学7(カルボン酸と誘導体の反応1)
第9回 カルボニル基の化学8(カルボン酸と誘導体の反応2)
第10回 中間評価(カルボニル基の化学)・まとめ
第11回 エノラートイオンの化学1(カルボニルα置換反応序論)
第12回 エノラートイオンの化学2(エノラートイオンを利用する炭素−炭素結合生成)
第13回 エノラートイオンの化学3(アルドール縮合、その他関連反応)
第14回 エノラートイオンの化学4(クライゼン縮合、その他関連反応)
第15回 総括評価・まとめ
[教育方法]
講義内容に関する小テストを行い、重要な事柄・概念が理解できているか確認する。小テスト、中間評価および総括評価の結果に基づき評価を行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
事前に講義資料を配布するので、あらかじめ予習して講義に出席すること。