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授業科目名 環境経済政策論
時間割番号 LSS231
担当教員名 喜多川 進
開講学期・曜日・時限 後期・木・IV 単位数 2
<対象学生>
生命環境学部 地域社会システム学科・環境科学科の2年生
<授業の目的および概要>
環境政策の実態と課題について,日本のみならず海外の具体的な事例を通して学びます。その際に,環境政策がこれまでどのようにかたちづくられてきたのか,あるいは環境政策とはいったいどのようなものなのかという点について,歴史的な視点(環境政策史)からも考察します。そして,環境問題解決のための望ましい政策のあり方についても学び,環境政策に関する幅広い視点の習得を目指します。
<到達目標>
環境分野の政策や制度に対する理解を深めることを目標とします。講義内容および参考文献を理解する能力のほか,複数の文献の記述をもとに自分なりに考察する能力,自分の考えを筋道立てて論述する能力の修得をも目指します。
<授業の方法>
理解しやすく,学習意欲を刺激するような授業を心がけます。また,質問しやすい雰囲気をつくるように努力いたします。
CNS,Moodle,メール等を利用した資料配付を中心に実施いたしますが,Zoomも利用する予定です。また,Zoom等を利用した受講生同志のディスカッションも取り入れる予定です。詳細は第1回の授業でお知らせいたします。なお,第1回目の授業はZoomを利用したライブ型授業としますが,ZoomのID等はCNSで事前に連絡いたします。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 90  %環境分野の政策や制度に関する文献び読解力、考察の内容、表現力。 
2発表/表現等 10  %授業における質問・意見発表など。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
環境問題をひとつのてがかりとして,さまざまな社会の問題について自分の頭で考えるようになることを目指したいと思っております。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 雑誌『世界』別冊No.907 「再エネ革命」, 岩波書店
  2. 喜多川進, 『環境政策史論ードイツ容器包装廃棄物政策の展開』, 勁草書房, ISBN:9784326504046
<授業計画の概要>
第1回 ガイダンス
第2回 気候変動防止政策(1)問題の実態
第3回 気候変動防止政策(2)これまでの展開
第4回 気候変動防止政策(3)最近の動向
第5回 気候変動防止政策(4)温暖化懐疑論をどう考えるか
第6回 気候変動防止政策(5)何をすべきか
第7回 環境政策の諸手段(1)直接規制,自主的取組
第8回 環境政策の諸手段(2)環境税等の経済的手段
第9回 エネルギー環境政策(1)問題の実態
第10回 エネルギー環境政策(2)コストをめぐる問題
第11回 エネルギー環境政策(3)今後の方向性
第12回 廃棄物減量化政策(1)拡大生産者責任を利用した政策
第13回 廃棄物減量化政策(2)日独政策比較
第14回 廃棄物減量化政策(3)大量生産・大量流通・大量消費・大量廃棄社会を考える
第15回 これからの環境政策