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授業科目名 環境政治論
時間割番号 LSS230
担当教員名 金  基成
開講学期・曜日・時限 後期・火・II 単位数 2
<対象学生>
地域社会システム学科および環境科学科の2年生
<授業の目的および概要>
この授業の目的は、エコロジー的に持続可能な社会のあり方について学ぶことである。授業日程の前半には、比較言説分析の方法について学習するとともに、政治経済のグリーン化に関する諸言説の類似点と相違点について学ぶ。授業日程の後半には、政治経済のエコロジー的再編をテーマとしている文学作品を叩き台としつつ、政治経済のエコロジー的再構築への想像力と構想力を身につける。
<到達目標>
・生態学的危機の政治経済的要因について説明できるようになる。
・持続可能な社会のあり方について描けるようになる。
・持続可能な社会の実現につながる政策および制度について説明できるようになる。
<授業の方法>
ZOOMを使ったライブ型オンライン講義。なお、資料配布、課題の提出などは、本学のMoodle上で行われる。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %生態学的危機の政治経済的要因および持続可能な社会に関する基本概念,理論、論点などについて的確に説明できる能力。(複数回) 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
成績評価は、(1)本学の出席に関する条件を満たした上で、(2)複数回にわたるエッセイ課題(50%)、および、(3)期末論文の課題(50%)に基づいて行われる。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. J・S・ドライゼク, 地球の政治学―環境をめぐる緒言説―, 風行社, ISBN:9784938662905
  2. ミランダ・A・シュラーズ, 地球環境問題の政治学―日本・ドイツ・アメリカ―, 岩波書店, ISBN:9784000238434
  3. 宮本憲一, 戦後日本公害史論, 岩波書店, ISBN:9784000259842
  4. 金 基成, 持続可能な発展の政治学, 三恵社, ISBN:978-4866930749
<授業計画の概要>
1. ガイダンス
2. 比較言説分析の方法
3. 環境言説の類型
4. 生存主義言説
5. プロメテウス派言説
6. 持続可能性言説
7. 生態系中心主義言説
8. 中間まとめ
9. 理想としての持続可能な社会
10. 総量規制という考え方
11. 不平等の制限という考え方
12. 民主主義という考え方
13. 政治経済のグリーン化
14. 移行過程への想像
15. まとめ
※授業の進め方は部分的に変更される場合があります。