授業科目名	土壌学実習
時間割番号	LEV237
担当教員名	片岡　良太／黄瀬　佳之
開講学期・曜日・時限	後期・火・III	単位数	1
＜対象学生＞
(未登録)
＜授業の目的および概要＞
土壌科学や植物生理生態学で学んだ内容をフィールドで体験することや実際に植物を栽培して植物生理生態学を学習する。具体的には土壌調査法として分析用土壌試料の適切な採取方法を修得し、採取した試料の分析法を習得する。また、植物栽培を通して、植物生理に関する知識も習得する。分析結果・測定結果の図表化、データ解析、レポート作成にはコンピュータを使用する。これらを通じ、土壌科学並びに植物生理生態学の知識・スキルを実際に適用できる能力を身につける。
＜到達目標＞
土壌学や植物生理学に関する分析法やデータ処理法の理解と習得を目標とする。 これにより、環境科学科の学位授与方針のPS3に対応した専門知識・技術を身につける。
＜授業の方法＞
下記の実験・実習による。 フィールド実習：農場で土壌調査と試料採取法を習得する。 室内実験：土壌化学性の分析方法や乾燥した土壌での植物生理について学習する。 室内データ処理・解析：データのまとめ方や統計処理などを行う。
＜成績評価の方法＞
No 評価項目 割合 評価の観点 1 小テスト／レポート  100  % 毎回の実験についてのレポートを評価する。
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
土壌科学や植物生理生態学を受講していることが望ましい。
＜テキスト＞
(未登録)
＜参考書＞
(未登録)
＜授業計画の概要＞
下記の内容の授業を行い、各回の内容を説明できることを各回の到達目標とする。 第1回：ガイダンスと諸注意・土壌の乾燥と植物 (1) 授業の概略、実習を行う上での注意、日程などについて紹介を受ける。その後、植物を用いた実習の説明と播種を行う。 第2回：フィールド観測 本学附属農場での土壌調査と試料採取 第3回：土壌分析 (1)　 土壌水分、土壌pH、ECの測定　 第4回：土壌分析 (2)　 分析用試薬の調整（無機態窒素測定用） 第5回：土壌分析 (3)　 分析用試薬の調整（可給態リン酸測定用） 第6回：土壌の乾燥と植物 (2) 光合成・蒸散速度の測定と土壌・植物体のサンプリング 第7回：土壌の乾燥と植物 (3) クロロフィル濃度・葉重/葉面積比・土壌と植物体の水分状態・バイオマスの測定 第8回：土壌の乾燥と植物 (4) 測定結果の統計解析と図表化
＜実務経験のある教員による授業科目の概要＞
土壌調査および分析など担当教員の一部は公的研究機関（農業環境研究分野）での実務経験を有している。