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授業科目名 実習II(学校・行政マネジメント実習)
時間割番号 KTP600
担当教員名 平井 貴美代/山本 英寿
開講学期・曜日・時限 通期・(未登録)・(未登録) 単位数 5
<対象学生>
教育支援実践開発コース学校マネジメント分野の学生のうち短期履修制度が適用される1年生、および適用除外の2年生
<授業の目的および概要>
所属校におけるこれまでの取組の過程や「実習I(教育臨床実習)」において発見した学校課題について,本授業では、その課題を効果的に解決・実現するための実践的研究に取り組み、スクールリーダーとしての高度な実践的専門性を獲得することを目標とする。さらに行政機関における集中的な実習などを通じて、学校課題の解決のために行政等の外部支援やリソースを主体的・積極的に活用するための構想力や実践力など、創造的なマネジメント能力を高めることを目指す。
<到達目標>
学校マネジメントに関する高度な実践的専門性と,地域や学校の課題に即した学校改善の構想力や実践力を身につけ,スクールリーダーとしての意識や資質・能力をより高いレベルで身に付けること,また,各自の課題を達成することを目標とする。
<授業の方法>
所属校におけるこれまでの取組の過程や「実習I(学校マネジメント)」において発見した学校課題の解決や達成を目指し,所属校において年間を通じて取り組む学校マネジメント実習と、9月に2週間集中的に取り組む行政マネジメント研修の、2種類の実習を行う。
学校マネジメント実習では、自ら設定した課題を改善・解決するために必要な情報やデータを、教員や生徒・保護者等へのインタビューやアンケート調査、学校内外の経営実践の観察や先進校視察などを通じて収集・分析し、学校改革案の提案や学校組織への参画、研修会の企画立案・実施等のマネジメント実践などを通して、効果的な課題達成の方策を実践的に研究していく。行政マネジメント研修では、研究課題に関連する山梨県教育委員会事務局の部局に所属し、そこでの実務に取り組むことを通じて、最新の教育情報や山梨県独自の教育課題を理解し、行政の支援を学校が受ける際の課題や可能性を実践的に研究する。
実習の際には、指導教員とのカンファレンスや振り返りを必ず行い、知識や経験の定着や発展を促していく。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1受講態度 40  %実習への参加態度(実習報告書を含む) 
2発表/表現等 60  %学校マネジメント実践など具体的な研究活動の展開 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
実践的でありながらも、根拠に基づき論理的に課題を探究することを重視します。そのためにもリフレクションや深い学びを大切にしてください。
<テキスト>
  1. 特に指定しない。
<参考書>
  1. 特に指定しない。
<授業計画の概要>
(1)学校マネジメント実習
実習計画に基づき,原則,週1日(8時間)×15週で実施する。
実習内容は,原則として以下のものを行う。なお,所属校の状況や設定する課題に応じて,授業計画は異なることもある。
・実習計画の立案,課題の発見や焦点化,研究計画の作成(15時間)
・課題に即した学校や児童・生徒の実態把握,課題の吟味(15時間)
・課題に即した観察・インタビュー等のデータ・資料の収集・分析(30時間)
・授業カンファレンス(大学教員による指導・助言)(15時間)
・各自の課題の取りまとめ(20時間)
・先進校視察,ケースカンファレンスなど(15時間)
・振り返り(毎週実習報告書の作成。実習の最後には自己評価書の作成。)(10時間)
(2)行政マネジメント研修
 実習計画に基づき,山梨県教育委員会事務局(義務教育課・高校教育課)にて原則,9月に2週間(10日×8時間)の集中で実施する。研究課題に関わる事業を扱う複数の部署の担当者について実務の補助などを行うとともに,機会があれば審議会や教育施策の形成過程にも参加する。
例 しなやかな心の育成事業担当の道徳教育委員会、小中連携・コミュニティ・スクール協議会、高校改革課と高校審議会、議会対応、学校訪問など