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授業科目名 初等音楽科の教材研究と授業構想
時間割番号 KSU524
担当教員名 片野 耕喜/小島 千か/池山 洋子/藤原 嘉文/グローマー.G.
開講学期・曜日・時限 後期・水・I 単位数 2
<対象学生>
1・2年
<授業の目的および概要>
音楽科のカリキュラム・題材・授業作りのための理論的な知見と、教科内容に関する専門的知見を深め、学習指導要領を踏まえて、より良い授業作りのための実践的と応用力を養う。
<到達目標>
【ストレートマスター】
・音楽科の授業内容である歌唱・器楽・創作・鑑賞の各領域において育成すべき資質・能力に関して理論的考察と体験を通して理解し、その指導法を提示することができる。
・「共通事項」を基に表現と鑑賞を関連させるための教材研究を行い、授業(題材)を構想し実践することができる。
【現職教員学生】
・音楽科の授業内容である歌唱・器楽・創作・鑑賞の各領域において育成すべき資質・能力に関して理論的考察と実演を通して理解し、より良い指導法を提示することができる。
・「共通事項」の内容の定着について考察し、「共通事項」を基に表現と鑑賞を関連させるための教材研究を行い、授業(題材)を構想し実践することができる。
<授業の方法>
講義・演習
音楽科において育成すべき資質・能力について多方面から考察し、自ら様々な音楽表現や鑑賞を体験することにより、その指導法や題材を開発し実践する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %指導案による授業づくりの実践力を評価する 
2受講態度 20  %授業中の表現や鑑賞、討論について評価する 
3発表/表現等 30  %発表会での演奏における表現の工夫・技能について評価する 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 『小学校学習指導要領』文部科学省, 2017.
  2. ジョン・ペインター, ピーター・アストン,山本文茂他訳, 『音楽の語るもの−原点からの創造的音楽学習−』音楽之友社.(1982)
  3. 柳生力, 『学級におけるリコーダー指導の研究』音楽之友社.(1978)
  4. フレデリック フースラー (著), イヴォンヌ ロッド・マーリング (著);須永 義雄, 大熊 文子 (訳), 『うたうこと 発声器官の肉体的特質―歌声のひみつを解くかぎ』(1987)
<授業計画の概要>
第1回:イントロダクション :「共通事項」について考える(小島・片野)
第2回:歌唱領域:リズムや音程をとること、強弱や音色などの表現の工夫の指導について体験する
(片野・小島)
第3回:器楽領域:リコーダーの表現の工夫の指導について考える(小島・片野)
第4回:創作領域:創造的音楽学習の理論と実践を通して音楽づくりについて考える(小島・片野)
第5回:鑑賞領域:クラシック音楽からポピュラー音楽、共通教材まで、音楽様式を読み解き、表現の工夫について考える。(池山・片野)
第6回:即興演奏:即興演奏について理論と実演を通し学び体験する(藤原・片野)
第7回:歌唱とピアノの結びつき:声とピアノの共同作業による演奏表現の多様性とおもしろさについて考え、体験する。(片野・池山)
第8回:器楽と鑑賞の関連:弦楽器の構造を学び演奏体験し、弦楽器の鑑賞教材について考える(小島・片野)
第9回:歌唱と鑑賞:聴くだけの鑑賞から「観察する」鑑賞へ。響きを「見る」ことができるように,息、からだ,共鳴について考えて自ら体験し,さらに実演する。(片野・小島・池山)
第10回:創作と鑑賞の関連:造形活動を関連させた鑑賞と音楽づくりの活動を通し、音楽の理解について考える(小島・片野)
第11回:楽譜の記号について:スコアを読み解く中から、楽譜の記号について考える(藤原・片野)
第12回:授業づくり(1):歌唱と鑑賞の活動が関連した題材を考える(片野・池山)
第13回:授業づくり(2):器楽と鑑賞の活動が関連した題材を考える(池山・小島)
第14回:授業の提案:開発した題材について討論する(小島・片野)
第15回:発表会:指導案の中の楽曲について実演する(片野・池山・小島)
定期試験