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授業科目名 音楽科の本質と目標・内容構成
時間割番号 KSU504
担当教員名 片野 耕喜/小島 千か/池山 洋子/藤原 嘉文/グローマー.G.
開講学期・曜日・時限 前期・水・II 単位数 2
<対象学生>
1・2年
<授業の目的および概要>
音楽科の多岐に渡る内容について学習指導要領を踏まえて、考察、討論および体験することにより、教員としての知識や技能を深め、授業実践力や応用力を養う。
<到達目標>
【ストレートマスター】
・各活動の目標と評価に関して、明確な考えを持ち、説明することができる。
・表現や鑑賞の活動を自ら行い、指導に生かす方途を見いだすことができる。
【現職教員学生】
・各活動の目標と評価に関して、明確な考えを持ち、説明することができる。
・表現や鑑賞の活動を自ら行い、より良い内容構成について考えを持つことができる。
<授業の方法>
講義・演習
音楽科の多岐に渡る内容について考察、討論及び体験し、各内容の目標と評価について考えをまとめることにより、音楽科の存在意義について明確な考えを持つ。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %課題に関するレポートにより理解度を評価する 
2受講態度 30  %授業中の表現や鑑賞、討論について評価する 
3発表/表現等 20  %総括における発表の内容について評価する 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 柳生力, 『学級におけるリコーダー指導の研究』音楽之友社.(1978)
  2. 時得紀子, 『芸術表現教育の授業づくり: 音楽、図工・美術におけるコンピテンシー育成のための研究と実践』(2017)
<授業計画の概要>
第1回:イントロダクション:音楽科の存在意義、目標、内容、評価について考える(片野・小島)
第2回:芸術を教えること:戦後音楽科教育の歴史を振り返り、音楽芸術を教えることについて討論する(小島・片野)
第3回:生活や社会の中の音楽:インドネシア、インド及び前近代日本における生活の中の音楽について学び、現代生活における音楽との関わりについて考える(グローマー・片野)
第4回:音楽を通した人間教育:合唱コンクールや器楽合奏などの協働的活動方法について討論する(片野・池山)
第5回:表現の技能(1)歌唱表現における呼吸の重要性と発声法について実際に体験し、その指導法を考え教材作りを行う(片野・小島)
第6回:表現の技能(2)リコーダーの様々な奏法を体験し、その指導法を考え教材作りを行う(小島・池山)
第7回:表現の工夫(1)鍵盤楽器のアーティキュレーション、フレージング、様式について考える(池山・グローマー)
第8回:表現の工夫(2)歌唱表現の工夫について事例から考え,討論する(片野・小島)
第9回:表現と鑑賞の関連:ピアノとチェンバロ,オルガンの表現の違いについて実演から体感し、自ら体験する(池山・片野・藤原)
第10回:鑑賞と聴取:音楽の視覚化を関連させた音楽聴取を体験し、音楽鑑賞法について考える(小島・片野)
第11回:学習指導要領における「共通事項」:共通事項に示された聴取の活動について考える(小島・片野)
第12回:共通教材の意義:歌唱共通教材の指導法と意義ついて考える(片野・池山)
第13回:ICTの活用:音源,動画,パブリックドメインの楽譜,文献の検索方法など,ネットを活用した授業素材の収集・作り方を学ぶ。(片野・小島)
第14回:ICTの活用:タブレット端末を用いた音楽聴取活動を体験し、その効果について考える(小島・片野)
第15回:総括:目標と評価、音楽科の存在意義についての考えを発表する(小島・片野)
定期試験