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授業科目名 初等教科横断型・総合型プロジェクト実践論
時間割番号 KCO601
担当教員名 高橋 英児/茅野 政徳/長谷川 千秋/古家 貴雄/皆川 卓/後藤 賢次郎/早川 健/小池 健二/佐藤 寛之/山下 和之/神山 久美/片野 耕喜/新野 貴則/井坂 健一郎/中村 和彦
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
1・2年(ストレートマスターは2年)
<授業の目的および概要>
第1〜3回は導入として,本授業の進め方を説明するとともに,教科横断・総合型学習の原理的な論点・争点について学ぶ。第4〜7回は,テーマ・内容の特徴に応じた教科横断・総合型学習の可能性や課題,実践例について学ぶ。第8,9回は,教科横断・総合型学習の先駆的な実践例についての検討を,見学や議論を通して行う。第10〜15回は,個人(グループ)で設定したテーマに基づいて教科横断・総合型学習の単元計画を構想した上で,それをさらに異分野からの視点を交え改善を行う。
<到達目標>
《ストレートマスター》
・初等教育における教科横断型・総合型学習の原理と実際についての理解を深めるとともに,教育課程全体を通じた教科横断型・総合学習型学習の実践と研究ができる。
《現職教員》
・これまで経験してきた教科横断型・総合型学習の成果と課題を明確にするとともに,よりよい教科横断型・総合型学習を進めるための原理と具体的方法について理解を深める。教育課程全体を通じた教科横断型・総合学習型学習の実践と研究について,教員集団の中核として指導・助言・コーディネートできる力量形成を行う。
<授業の方法>
講義・演習
言語と芸術・身体,自然科学と生活社会,など複数の教科を組み合わせた学習の教育課程・指導計画を構想する。その各教科の中で教科横断・複合型学習に発展できそうなものを出し,それに関わる教科の学生がチームを作って教育課程・指導計画を構想する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 40  %レポートの内容を評価する。 
2受講態度 20  %議論への参加状況,単元計画のプレゼンテーションから評価する。 
3発表/表現等 40  %単元・指導案の計画の内容を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 特に指定しない。
<参考書>
  1. 授業中に提示する。
<授業計画の概要>
第1回:オリエンテーション,教科横断・総合の原理(1)学習の類型(合科,横断,総合)と実践史(高橋,後藤,望月)
第2回:教科横断・総合型学習の原理(2)教育課程上の位置付けと編成をめぐる議論(高橋,望月)
第3回:教科横断・総合型学習の原理(3)学習内容と方法をめぐる議論(高橋,望月)
第4回:教科横断型学習・総合的学習の事例調査と検討(1)−子どもの興味・関心を扱う事例(井坂健一郎,片野耕喜,小池健二,神山久美,望月栄一)
第5回:教科横断型学習・総合的学習の事例調査と検討(2)−地域と連携した事例(茅野政徳,長谷川千秋,早川健,皆川卓,望月栄一)
第6回:教科横断型学習・総合的学習の事例調査と検討(3)−現代的課題を扱う事例(古家貴雄,中村和彦,佐藤博,後藤賢次郎,望月栄一)
第7回:教科横断型学習・総合的学習の事例調査と検討(4)−教科横断的な学習の事例検討(佐藤寛之,山下和之,望月栄一)
第8回:教科横断・総合型学習の先行実践例の検討1:情報収集(可能なら子どもの村学園など見学)
(全員)
第9回:教科横断・総合型学習の先行実践例の検討2:分析と議論(全員)
第10回:教科横断型・総合型学習の単元計画(1)−テーマ・問題の設定(全員)
第11回:教科横断型・総合型学習の単元計画(2)−学習内容・方法の決定と単元計画の作成
(全員)
第12回:教科横断型・総合型学習の単元計画(3)−単元計画の交流と検討(全員)
第13回:教科横断型・総合型学習の単元計画(4)−異分野の視点からの各計画の改善・修正
(全員)
第14回:教科横断型・総合型学習の単元計画(5)−単元計画の交流と検討(全員)
第15回:まとめ        (望月栄一,古家貴雄,佐藤寛之,茅野政徳,中村和彦)
定期試験は行わない。